バイナリーオプションでは逆張りに使われることが多いボリンジャーバンド💡
しかしながら、相場の見方を変えてみたり開発者のジョン・A・ボリンジャーの考え方を参考にすると逆張りではなく順張りとして使われることが多かったりもします😊
逆張りに使おうと思っていたのにどうしよう…
ボリンジャーバンドのバンド内に収まる確率は、偏差3であれば99.73%と言われていますが果たして本当でしょうか?
また、そんな高確率で相場の値動きが読めるインジケーターがあるのに負けているトレーダーがいるのはなぜでしょうか?
ボリンジャーバンドさえ使えば殆ど負け無しで勝ち続けられそうだわ。
理由は単純ですね😊
バンド内に価格が収まる確率が間違っているから、負けてしまうトレーダーがいるんです。
そこで今回の記事では、
- ボリンジャーバンドのバンド内に価格が収まる確率の信憑性
- バイナリーオプションでボリンジャーバンドを使う際の相場の見極め方
この2点を軸にバイナリーオプションに役立てる為に必要な見方や考え方を解説していこうと思います😊
あまりボリンジャーバンドのことを知らない人でも読み進めて行けるよう特徴や見方などから解説していきますので、何も分からない初心者さんも安心してついてきてくださいね♪
なお、ボリンジャーバンドの設定方法は以下のページをご参考ください😊
【MT5】超簡単!ボリンジャーバンドを設定する5つのステップ!
【目次】
相場の状態を表すボリンジャーバンドの3つの見方
まずはボリンジャーバンドを使う上で欠かせない相場の状態を表す特有の見方を知っておきましょう💡
ボリンジャーバンドは基準となるミドルライン(移動平均線と同じ機能!)の上下に、偏差と呼ばれるバンドが形成されています😊
- 偏差1(±1σ)=68.3%の確率でバンド内に価格が収まる(とされている)
- 偏差2(±2σ)=95.5%の確率でバンド内に価格が収まる(とされている)
- 偏差3(±3σ)=99.73%の確率でバンド内に価格が収まる(とされている)
- ミドルライン=移動平均線と同じ機能!
※実際こんな高確率でバンド内に収まりません。
ミドルラインに近いところから外側に向かって偏差1,2,3となっていて、偏差はシグマ(σ)と呼ばれたりもします💡
これを記号で表すとシグマ(σ)となるため偏差=シグマと捉えてOK^^!
今回ご紹介するボリンジャーバンドではローソク足の変動幅を基に偏差(シグマ)が形成されます🍀
そんなボリンジャーバンドの見方は次の3つ🔍
これらはボリンジャーバンドの基本的な動きとも言えるので、一つひとつしっかり覚えていけると実際のトレードでもここで仕掛けるべきかどうか?といった判断に役立ちます✨
それぞれ順番に見ていきましょう😊
※ここからの解説は5分足チャートにボリンジャーバンド期間20、偏差2(±2シグマ)を表示して進めていきます❗
①相場が収縮した状態をスクイーズと呼ぶ
スクイーズは直訳すると「搾る・押しつぶす」といった意味があり、レンジ相場のように値幅が小さく方向性が曖昧な状態を指します💡
スクイーズ中はエネルギーを溜めている段階で、バンドが広がった時(=エクスパンション)にエネルギーが爆発して相場に勢いが生まれるとよく言われていて、勢いが出始めたら
と、勢いに乗ろうと取引される方が多いです😊
しかしながらスクイーズの後に必ず勢いが増すということでもないので、情報を鵜呑みにしないようにだけ注意して下さい^^
- スクイーズ後に必ずエクスパンションするわけではないので要注意。
- 方向性が出ているかどうかはチャートの値動きやボリンジャーバンド全体を見て判断する!
先程「エクスパンション」という言葉をサラッと使いましたが、これがボリンジャーバンドが表す2つ目の相場の見方(*^^*)
②相場が拡大した状態はエクスパンションと呼ぶ
ボリンジャーバンドが急激に上下に広がる様子をエクスパンションと言います😊
スクイーズの状態からエクスパンションが発生する可能性が高く、トレンドの初動に見られることの多い現象です💡
エクスパンション発生直後は勢いがあっていいのですが、その反動として大きく反発する相場もある為どの辺りで値動きが落ち着くか想定する必要があります💡
1つの方法としては、エクスパンションで広がったバンドが縮まってきたら値動きが緩やかになるという見方😊
スクイーズ→エクスパンションとボリンジャーバンドの状態が変わったら、バンド幅が縮まらないうちは勢いが続いていてチャンスと覚えておくと良いですね(*´∀`)
そしてボリンジャーバンドを語るなら外せないのがバンドウォークという現象👌
③エクスパンション中の値動きはバンドウォークしやすい
原則エクスパンションから相場がそのままトレンド化し、広がったバンドに沿ってローソク足が形成される現象をバンドウォークと言います🍀
バンドウォーク発生時は値動きが一方向に推移している状態なので順張りで狙っていくのがセオリーです😊
バンド幅が小さくなる前であれば勢いが続いていることが殆どなので、タイミングを計ってエントリーを狙ってみましょう✨
- バンドウォーク発生中は、バンド幅が縮まる前であれば一方向に進みやすいので順張りで狙う!
- エクスパンション後にバンド幅が小さくなり始めるような兆候が見られた場合、早めに決済を済ませる(転売)ことで資金を失うリスクを防ぐリスクヘッジになる💡
以上のように、ボリンジャーバンドは値動きが小さい状態からトレンドが発生していく様子を3つの見方によって追うことが可能ですので、
- スクイーズ
- エクスパンション
- バンドウォーク
これらの相場状態を表すボリンジャーバンド特有の言葉は覚えておきましょう😊
再確認として、一連の流れをもう一度振り返っておきましょうか🔍
ちなみに、値動きを細かく確認したり複数のインジケーターと組み合わせることで逆張りでも勝率を少しずつ高めていけます💡
別の記事でまとめていますので、ぜひ参考にして下さい✨
ボリンジャーバンドの確率は破綻している!?
さて、いよいよ本題ですね😊
本記事で私が伝えたいことはまさにこのこと💡
語弊を恐れずお伝えするのであれば、
ボリンジャーバンドのバンド幅に収まる確率は破綻している!
と言い切るでしょう。
バンド内に価格が収まる確率は正規分布という考え方を用いて算出するのですが、それが相場に適していないんです^^;
A,同じ条件下で得られたバラツキのある事象の発生頻度を調べてみると、中央の値の発生頻度が最も多く、それを中心に左右対称で発生頻度が少なくなる(釣鐘状になる)という現象の事です。
引用元:Urban Cafeteria
ということなんですが、ちょっと分かりづらいですよね^^;
簡単に説明すると人の平均身長を表したようなもので、人それぞれの身長を比べた時、一番人数の多かった身長を中心にグラフを作って見ると釣鐘のようなグラフになる、という統計学を用いた算出方法です😊
引用した文章で注目して欲しいのが“同じ条件下で得られたバラツキのある事象”というところ😊
“値動きが起こっている相場”は同じ条件でバラツキのある事象と言えるのでしょうか?
値動きが正規分布として確率を算出することに問題がある
そもそも為替相場というのは、トレーダー(機関投資家なども含む)が2国間の通貨を売買することでチャートに値動きが生じます💡
考えられる事象をざっと書いてみるとこんな感じです👇
- 取引時の各通貨の価格(レート)
- 過去チャートから得られる今までの値動き
- トレーダーの心理的要因
- 経済指標などのチャート外からの外部的要因
- 重要人物による発言
- 通貨を発行している国の経済状況
- 自然災害
これらを考えながらトレーダーは取引を行います^^
では、上記にあげた内容はいつ取引しても「いつでも条件が同じ」になっているでしょうか?😊
つまり、値動きは同じ条件下で変動していないということが分かりますね😊
1度でも取引したことがある人は、相場が一方向に進むトレンドを見たことがあるのではないでしょうか?
正規分布としてボリンジャーバンドは捉えることが出来ない
話をまとめると、
- 外部的要因が多く含まれる為替相場では同じ条件・環境で取引できない
- 相場には連続性があるため、バラバラな(独立した)事象としてカウント出来ない
つまり、相場は正規分布として捉えることが出来ないんです😳
これがボリンジャーバンドの確率通りに価格がバンド内に収まらない理由であり、確率そのものが破綻していると言い切る理由です💡
確率に頼って取引すると見事に惨敗してしまいますので、キチンとインジケーターの特性を理解しておくことが大切ですね(*^^*)
移動平均線を軸にバンドが広がっているため、抵抗として役立つこともありますし利用者も多いので意識されることもままあります💡
あくまでも確率通りに必ず相場が変動しないだけで、ボリンジャーバンドの使い方を誤らなければとても効果的にバイナリーオプションの取引に役立ってくれます✨
要は使い手の理解度によってテクニカル分析時の貢献度も変わってくるので、ボリンジャーバンドの特性をしっかりと知っておくと良いですね(*´∀`)
テクニカル分析に正しく役立てる5つの手順
ここまでの説明を踏まえて、実際のテクニカル分析で活かす使い方を解説していこうと思います😊
ボリンジャーバンドを上手に使いこなう上で欠かせないのは相場状況の把握です(*^^*)
まずはどんな相場にボリンジャーバンドは相性が良いのかを理解しておきましょう🔍
①スクイーズが発生している相場に絞って値動きを読みやすくする
値動きが小さい状態にあるスクイーズ中に相場を絞ることで今後の流れが掴みやすくなってきます🍀
スクイーズ中は価格に勢いがなかったり方向性が曖昧な相場を指しますが、できれば一定の価格で値動きが続いているボックス相場であったり停滞相場だと値動きが読みやすいです💡
ボリンジャーバンドで相場を見た時にスクイーズ状態であればひとまず第一関門クリアです😁
次はどのようなアプローチでエントリーを狙うかを解説していきます🔍
②-1ボックス相場であればそのまま逆張りで仕掛ける
ボックス相場であった場合と停滞相場だった場合でエントリー方法が変わるのですが、仮に一定の値幅で推移しているボックス相場であれば逆張りのチャンスです😊
ボックス相場のメリットは天井や底が意識しやすい点なので、一定の値幅に近づいた(もしくは越えた)時に進行方向と反対に逆張りを仕掛けます💡
次に順張りを狙っていくのに適している相場状況と狙い方についてお話していきます😊
②-2停滞相場であればエクスパンション→トレンド形成まで待つ
ボリンジャーバンドを使って順張りを狙うならバンドウォークが合図です🔍
裏を返せばバンドウォークが始まるまでは根拠が薄くリスクが大きいということなので、無闇矢鱈とエントリーするのは控えましょう(*^^*)
勢いが出てきた=バンドウォークと捉えると、突発的な値動きに騙されて負けを拾うことも結構あります^^;
停滞相場であれば、バンド幅がエクスパンションによってグッと広がるまでは監視を続け、バンドウォークが確認できて初めて仕掛けようかな?といった判断をしていきます💡
詳しくは7日間の無料メルマガ内でご紹介していますので、ぜひご参考下さいね😊
また、下位足の値動きを確認して相場の状態をしっかり把握することでも順張りの成功率を上げることが可能です💡
③ボリンジャーバンドで順張りを狙う時は下位足の値動きから見極める
トレンド相場ではバンドがどんどん広がってローソク足がすっぽりとバンド内に収まってくるため、正直どこまでトレンドが続くのか分からなくなります😅
そこで、理想的なエントリータイミングを見極めるために今まで見ていた5分足ではなく1分足の値動きを参考にします💡
3本のバンドとローソク足の位置関係が5分足と変わり、より細かい値動きが分かりますね💡
同じボリンジャーバンドでも時間軸を切り替えると相場の見え方が変わり、そこから読み取れる情報も変わります(*^^*)
それではこの1分足に表示されたボリンジャーバンドを基にどのような視点で狙っていくのかを見ていきましょう🔍
④ボリンジャーバンドのミドルライン(移動平均線)を基準に順張りを狙う
1分足でエントリータイミングの基準にするのはミドルラインとローソク足の動きだけです😊
狙い方はめちゃくちゃシンプルで、ボリンジャーバンドのミドルラインから相場が進む方向に合わせてエントリーを狙っていきます🍀
ここで1つ思い出してもらいたいのがボリンジャーバンドのミドルラインは移動平均線だということ❗
例えば移動平均線(ミドルライン)とローソク足の位置関係。
両者の位置関係を見るだけで簡単に相場状況が判断可能です👇
また、上下に跨いでいるときは相場が進む方向性が曖昧で、レンジ相場と読み取れます💡
詳しくは移動平均線について書いた記事をご参照下さい🔍
他にも移動平均線からローソク足が離れると戻ろうとする特徴もあり、「押し目買い・戻り売り」の考えに当てはまります💡
既にしっかりまとめた記事をご用意してあるので、押し目買い・戻り売りに対する理解がまだ曖昧な方は以下の記事をご覧いただくとスキルアップに繋がりますよ😊
グランビルの法則とダウ理論を徹底解説!
この考えを基にエントリータイミングを見極め、トレンドの流れに乗っていくのが今回の順張りスタイルです💡
⑤±2シグマにタッチは無視でOK!ミドルラインから押し目買い!
1分足ではミドルライン(移動平均線)を基準に再び勢いが増してきたタイミングを狙っていけると流れに乗りやすいです😊
※詳しくはグランビルの法則の記事をご参照下さい🔍
ちなみに1分足で再び上昇の勢いが増してきたこのタイミングを5分足で見てみると…
1分足にして相場の見方を変えるだけでタイミング良く取引できるのね!
あとは決済時間を何分にするか決めるだけ!
そのため、ここでは余裕を持って少し長めの取引時間(10分間)で狙っていきます💡
トレンドフォローの順張りで狙う際の取引時間の考え方については別の記事でまとめているので、興味がある方はぜひこちらをタッチして下さい✨
以上を踏まえて順張りを狙っていきます❗
気になるトレードの結果は?👇
細かい値動きを基に相場が再び上がっていく理想的なタイミングで仕掛けられたので、高い勝率をあげることができました✨
このように下位足の細かい動きを見ていけば、バンドウォークが発生しているトレンドで順張りトレードの成功率を高めることが可能です😊
それでは最後に今日のまとめです🍀
ボリンジャーバンドは順張り・逆張りどっちにも使えるがキチンとした理解が必要
さて、ここまでボリンジャーバンドの使い方や特徴をお話してきましたがキチンと知識として蓄えることができましたか😊?
解説してきた内容を振り返りますね🔍
※クリックすると各項目へジャンプします^^
ざっくりとまとめるとボリンジャーバンドのバンド内に収まる確率はあてにならないが、3つの見方を知って正しい使い方をすれば順張りにも逆張りにもテクニカル分析時に役立つ!ということになりますかね😁
今回の記事を通して、ボリンジャーバンドの理解を深めることによって順張り・逆張りどちらにも使えるインジケーターだということはもちろん、それぞれどんな相場状況で仕掛けると成功率が上がるかもお分かりいただけたんじゃないでしょうか🎶
ボリンジャーバンドの設定方法やトレード手法をまとめた記事もご用意していますので、ぜひ一緒にご参考になさって下さい(*´∀`)
ボリンジャーバンドの設定方法を見に行く
ボリンジャーバンド使った攻略法を見に行く
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