【5年間のまとめ】信頼性の高いレジサポ・トレンドラインが引けない原因とその具体的な改善方法を4つのプロセスで解説

トレンド相場でどこまで進むのかわからない、相場がどこで転換するのか判断するのが難しい、と思っている方は多いと思います。

より精度の高い相場分析をするにはテクニカル分析やレジサポラインを使ったライン分析などの方法がありますが、正直どちらをどのように扱ったらいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか(*´∀`)?

例に漏れず、もともとただの主婦だった過去の私も『ラインって便利そうだけど、どうやって扱っていけばいいんだ・・・』と、散々悩んできた張本人だったりします^^;

相場チャートにひたすらに落書きのようなラインを書き連ね、人知れずラインに芸術性を求めだしたことも。



落書きレジサポライン

『わたしゃ絵描きか!!』(悲)



気づいたらチャート画面がラインだらけになっているんですもの。悲しくなりますよね。。。

特にテクニカルについては機能に頼って見ていけるものの、レジサポラインやトレンドラインについては、色んな所にラインが引けるし、人によって引く場所が違ったりするので、何が正解なのかを導き出すのはひときわ苦労します。

しかし!
ラインを引き続けて5年。いろいろありましたけど、相場分析を重ねて私は一つの答えたどり着きました。

レジサポラインやトレンドラインは例えいい位置にラインが引けても、そのラインに対しての相場がどのように動くのか、までをセットで理解していないとラインをトレードに活かし切ることができないということ!


例えいい位置にラインが引けてもトレードがうまくいかない方の原因はココにあります😊


さらに結論からいうと『ラインの正解は相場の抵抗の本質的理解にある』ということです。


そこでこの記事ではFXやバイナリーオプションの実践で使えるレジサポラインの本質的な理解と、具体的なラインの引き方をポイント毎にまとめ、そのラインに対してどのように立ち回ればいいのか、について出来る限り丁寧にわかりやすく解説していきます。

ちなみに抵抗帯についての私なりの気付きや発見などを余すことなく詰め込んだため、この記事はかなり長いのでちょっとずつ読み進めたり、時間がある時にじっくり読み込んでみてください^^

またこの記事の解説をサクッとまとめた動画もご用意してます!
先にご視聴いただけるとスムーズに学習していただけるので、合わせてご活用ください🎶


【目次】

レジサポラインやトレンドテクニックなどの“抵抗帯”を攻略するための全4つのプロセス

私なりの経験則からすると、レジサポラインやトレンドラインの理解を深めるためには4つのプロセスで解説が必要だと考えてます^^

【抵抗帯を攻略するための全4つのプロセス】

  • (1)【知る】相場の抵抗と、抵抗が生まれる背景について
  • (2)【探す】具体的な抵抗帯の探し方
  • (3)【精度を確認する】有力な抵抗帯の確認方法
  • (4)【扱う】引いたラインに対する相場の動き

この記事はこの順番で解説していきます!


ご安心ください、難しいことはありません^^
こういうのは知っていればなんてことない、だけど知らないと全然できない、そういうからくりのようなものだと思っています。

一つずつ解説していきましょう(*´∀`)!

(1)【知る】レジサポライン、トレンドラインは一緒!総称して抵抗帯と呼んでしまおう!

レジサポラインについてあまり知らないという方や基本から見直したいという方のために解説すると、レジスタンスライン、サポートラインとは、相場の動きの中で明確に反発している『相場の節目』と呼ばれる価格帯のことをいいます(*´ω`*)

一般的にレジスタンスラインは『上値抵抗線』、サポートラインは『下値支持線』と呼ばれています。

チャートで見ると、例えば下のようなまっさらな相場があるとして・・・・

相場中のどこにラインが引けるのかイメージしながら引いてみると・・・?


レジサポライン

ちょうど同じ価格帯の★があるところで相場が折り返していることがわかると思います。
高値(上)にあるのがレジスタンスライン、安値(下)にあるのがサポートラインです。

このように、相場で度々よく見られる特定の価格帯で“切り揃うように”して相場が折り返している状態のことを総称して抵抗帯と呼びます。


『相場の進行を阻んだり反発を生む働きをする』と言う機能の括りでいえば、これらを『抵抗帯』と総称しても差し支えないのです。


なんだか大味な説明になりそうな気がしてますか(*´ω`*)?(笑)
いいえ、この抵抗帯という括りの理解こそが重要なのです。



まずはこの抵抗帯がどのように生まれるのか、について理解するところからはじめて見ましょう。
抵抗帯が抵抗帯として機能する背景がわかると、どんなところに抵抗帯が生まれやすいかが見えてきます。


(1)【知る】基本のキ。抵抗帯はFXトレーダーの売買によって生まれる

為替相場のレートは国の通貨をFXトレーダーが売り買いする事によって上がったり下がったりします。

ユーロ円の相場

ユーロ豪ドルの相場

  • 相場が上がる=買いたい人がいっぱい。
  • 相場が下がる=売りたい人がいっぱい。
これだけ押さえておきましょう!


以下のページでは時間帯による通貨ごとの値動きの特徴についてまとめています^^
良かったらこの機会に一緒にご覧になってみはいかがでしょうか💡

昼も夜も関係ない!バイナリーオプションは時間帯の通貨ごとの特徴を知ることが成功への近道!
バイナリーオプションで取引しやすい時間帯ってあるの?と思っているあなた!相場は時間帯によって動き方に特徴があるってご存知でしたか?今回の記事では時間帯別に相場の特徴を解説しています!


こうした相場の中でどうして『抵抗帯』が生まれるのかと言うと、抵抗帯はトレーダーたちにとって売買の目安に利用しやすいわかりやすい基準だからです。

例えば、ある相場でトレーダーが新たにポジションを立てて取引を始めたい人、持っている売りポジション手放して決済したい人がいたとします👇

どこで取引するか悩むトレーダー



それぞれ取引をどこで始めようか?どこで終わりにしようか?を検討している最中ですが、相場をよく見ると、何度も同じところで反発している価格帯があることに気が付きました👇

同じ価格で反発している抵抗

よく見ると同じ価格のところで相場がハネて反発しているのを発見。サポートラインってやつですね。
しかもちょうど今同じ価格に差し掛かっている!



投資家達はこう考えます『3回も反発しているのだから、4回目のココでも反発して上がるだろう!』と!👇

反発に期待する投資家達

こんな考えを元にして・・・👇

抵抗帯に対する投資家の考え

やや簡略化した説明でしたが、実際にはこういった考えのもとレジサポラインなどが『4回反発したから5回目も・・・!』と言った具合に利用され、売買の目安として抵抗帯が再び形成されていきます。

これを踏まえると、抵抗帯を探すときの重大なヒントが見えてきます。

多くのトレーダーが基準にするということは、基本的に抵抗帯は『相場の中で目立つ節目や注目されやすい節目』に注目していけばよいということです^^



もっと簡単に言えば、抵抗帯は目を凝らして血眼になって探す必要はあまりない、ということです。


なぜかというと、抵抗帯は投資家が売買の目安としている基準になるので、わかりにくい、見つけづらい、限られた人しか参考にしないところに着目してもトレーダーたちがその抵抗帯を意識しなければ、売り買いが行われないので抵抗が生まれないからです。

誰もが見つけやすく、誰もが基準に出来るラインであるほど有効性が増す!というのもなんとなくわかってもらえたと思います。


抵抗帯を探すヒント!
⭕有力な抵抗帯は目立つ、わかりやすいところにある!
✖難しいところに引こうとすると、チャートが落書きラインだらけになってしまい、私のようなアート作品ができてしまいます。



抵抗帯を探すヒントを参考にして、具体的にどういったところに抵抗帯が生まれるのかを見ていきましょう!


有力な抵抗帯を見つける具体的な2つのプロセス!

(1)【知る】では相場の中の抵抗の存在について、またその抵抗が生まれる背景について解説して来ました。

ココからは具体的にどのようにして有力な抵抗帯を見つければいいのか?について解説していきます。

手順としては…(2)【探す】→(3)【精度を確認する】の2つの手順に別れています。

(2)【探す】では、抵抗帯がどんなところから生まれるのか4つの相場の節目を知り、相場から探がせるように解説します。
(3)【精度を確認する】では、その節目の抵抗帯がどれだけ有力なのか?を取捨選択したり、精度を高めるための確認作業を行います。

こうしたプロセスを経て、有力で無駄のない抵抗帯を相場から見つけることができるようになります。
知識とテクニックになるので、最初はすこし難しいと思うかもしれませんが、慣れると数十秒でパパッと確認ができるようになりますので、頑張って習得していきましょう!


(2)【探す】抵抗帯はどんなところに生まれる?相場の4つの節目に注目!

  • ①最高値・最安値
  • ②直近高値・直近安値(前回高値・前回安値ともいいます)
  • ③過去の相場で反発が見られるポイント
  • ④価格の大台(ドル円1ドル=110円など)


具体的な引き方のポイントは後述するとして、まずはどういった箇所に注目が集まるのかを見ていきましょう!


最高値・最安値

最高値、最安値と言うのは意味だけで言えば一番高い価格のことを指しますが、抵抗帯を探すときには『一定期間の中での最高値』を参考にしていきます。
『本日の最高値』、『先週の最安値』、といった形で使われます。

最高値の抵抗ライン

最安値の抵抗ライン

このチャート画面上での最高値・安値と言うのは発見しやすいです。
投資家心理としては『一度到達した価格だからもう一度到達してもおかしくない、最高値・最安値を超えられるかどうかはわからないけどね』という見立てで参考にされやすいです。

数年ぶりの最高値・最安値、のように、過去数年間に遡った高値・安値として意識される事があります👇

数年前の安値

これは『週足』でやや大雑把なので実際にはもっと細かい時間足で見ていきますが、それ以外に参考にする抵抗帯がない場合は例え数年前の価格でも参考にされるよ、という例のご紹介でした。


直近高値・直近安値(前回高値・前回安値ともいいます)

一個前で最高値・最安値について話しましたが、直近高値・安値についても同じように抵抗帯として注目されます。
直近高値

直近安値

特にトレンド相場では高値や安値を更新しながら進んでいき、更新が止まるとトレンドの終わりの予兆となります。そのため直近高値・安値に注目すると言うのはトレンド相場の成長具合を測るという意味も得られます。
投資家心理としては『直近高値・安値はトレンド相場が継続するかどうかを図るための指標になる』という見立てで参考にされやすいです。

過去の相場で反発が見られるポイント

最高安値でも、直近高安値でもない、だけど相場が反転しているところがある、そんな抵抗帯ももちろん参考にされます。

過去の抵抗①

過去の抵抗②

よくよく考えてみればわかりますが、過去に反発している箇所と言うのは『いつだったかの高安値』だったりします。高安値として意識されていたところがいつの間にか抵抗帯としての機能だけで注目されるようになった、といったところでしょうか。


価格の大台

相場の節目と言うのは相場の値動きだけではなく、『通貨の価値』にも言えることです。
例えばドル円であれば1ドル=100円、101円、105円、105円50銭、117円50銭、といったように1円単位や半分の50銭単位で節目として見られ、抵抗帯として機能されやすいです。

クロス円ではない通貨(EUR/USDやAUD/GBPなど)の場合は1.590000や0.885000といったように価格のキリのいいところが注目されやすくなります。

ユーロポンドの価格の大台

ユーロ円の価格の大台

あまり価格まで見ない方やついつい忘れてしまう方も多いようですが、何故か抵抗を感じるな、という時に価格をみると節目になっていることがよくあります。
価格の大台前後では強く意識されて急な値動きが見られたり、価格の大台を目標にしたトレンドが生まれやすい特徴があります。

以上!
抵抗が生まれやすい4つのポイントの紹介でした!
ここまでの理解でまずは相場の中でどんなところが抵抗帯になるのか?を探せる様になるはずです。


(3)【精度を確認する】 強い抵抗帯/信頼性の高い抵抗帯を確認するための7つのポイント!

抵抗帯については相場の中から見つけられる様になったかと思います😊

しかし!

このままではまだ至るところで抵抗帯が見つかり、結局どの抵抗帯を参考にすれば?なんて迷ってしまいます。
こんな具合に。

抵抗帯だらけで迷う

これが落書きラインの入口。
どこでもラインを引けばいいというものではなく、使える抵抗帯を探すことではじめてトレードに役立てることができます。


また、抵抗帯として見ていたにも関わらず、全然抵抗を感じずにスルーしてしまった、なんてこともあるため、より精度が高く有効性がある抵抗帯を探す必要があります。


迷いを感じながら抵抗帯を参考にしてトレードするのもしんどいですし、かといって抵抗帯を無視してトレードするのも怖いですよね😅

そこで!

(3)【精度を確認する】 トレードに活かせる信頼性の高い抵抗帯を抜けもれなく探すためのポイントを4つご紹介します。
ついでに有効な抵抗帯に気が付かずにトレードして負けてしまった、という最悪の自体を避けるテクニックを3つご紹介!


【抵抗帯の有効度を見るための4つのポイント】

該当するポイントを確認していくことで有効度の高い抵抗帯を探し当てることが出来るようになります。
ここで重要なのは、4つのポイントのうちできるだけ多くの確認ができる抵抗帯であるほど抵抗帯として信頼性が高くなるということです。

例えば、【①幾つもの相場の節目になっている抵抗を探す】に該当するポイントよりも、【①幾つもの相場の節目になっている抵抗を探す】+【②今の価格から近い抵抗帯を探す】の2つに該当するポイントのほうが抵抗帯として扱われやすい、ということです。

100%の精度になるわけではありませんがなるべく多くのポイントに該当する抵抗帯を見つけることで、利用価値のある抵抗帯を参考にしていくことができるようになります。


①幾つもの相場の節目になっている抵抗を探す

抵抗帯を探すヒント!でもお話しましたが、抵抗帯は投資家が売買の目安としている基準になるので、誰もが見つけやすく、誰もが基準に出来るラインであるほど有効性が増します。

加えて、一つのラインが、様々な役割で抵抗となっている箇所が見つかると、抵抗として有効性が高いと判断できます。

手順は、
まずは特に気にせずとにかく目につくところにラインを引いていきます。
前項の【抵抗帯が生まれやすい相場の節目】を意識しつつ、相場中のわかりやすいところにラインを引いていきます。
相場の節目から抵抗を探す①

相場の節目から抵抗を探す②

とりあえず気付けるところ、探そうとして引くのではなく、このあたりは抵抗になりそうかな?くらいの気軽な気持ちで見ていきます。
ここで整理してみると、1つのラインで幾つもの節目になっている箇所がみつかりました。
こうしたラインは、抵抗として頼りにされている実績が多いということ=抵抗として有効であるということです。

その他にも、高値→安値と役割を変えている抵抗帯(いわゆるレジサポラインてやつ)や、高値→サポートラインや、価格の大台→高値→過去の反発が多い抵抗などは抵抗としての実績や期待も大きいため、有効度合いが高いです。


ただの高値、ただの安値、は見なくていいとはいいませんが、抵抗実績の薄い抵抗帯にトレーダーはそこまで期待しないので抵抗としての役割を持たないことが多くなります。


②今の価格から近い抵抗帯を探す

例え今の価格から遠くに有効な抵抗帯があったとしても、その価格に到達する前にかならずどこかの抵抗に出会います。
より実践的な抵抗帯を探すには、現在価格から近いところを中心に探すと無駄な探索をせずに済みます^^

今の価格から近い抵抗帯を探す

先を考えて遠くの抵抗帯を見つけるというのも相場を読んでいく上で役立ちますが、『進行方向に対してまず最初に出会う抵抗はどこかな?』という目線で抵抗帯を見つけて行くと抜け漏れが少なくなります🎶


③過去に何度も反発を繰り返している抵抗実績を確認する

これは相場の節目として紹介しましたが、有効性を図るためのポイントでもあります。
過去に抵抗として機能している実績が多い場合見つけやすくなるので、参考にする人も増えることで抵抗としての信頼性がより増してきます。

過去に反発している抵抗実績の確認

過去に反発している抵抗実績の確認4日前

過去に反発している抵抗実績の確認2日前

このように、過去の値動きを見ることで、抵抗実績を確認することができます。
幾つものラインが引けてしまう場合は、過去の反発実績や抵抗としての機能の強弱をみるといいでしょう!



その他にも、時間足を変えて確認する点についても紹介しておきます👇

過去に反発している抵抗実績を4時間足で確認

過去に反発している抵抗実績を日足で確認

5分足、15分足などの短期時間足で過去のチャートを確認するのも大事です。加えて、1時間、4時間、日足といった中長期時間足で抵抗箇所をみると抵抗帯として強く認識されている価格はそこまで多くないことが分かります。


④テクニカル(移動平均線)と重なっているところを探す

私が普段からテクニカルツールの移動平均線を使っているのもありますが、数多くのテクニカルツールの中でも移動平均線は抵抗としての役割も強く持っているため、移動平均線自体が抵抗帯になっています。

移動平均線を使った抵抗実績の確認①

理由は様々ですが、大きくわけて2つの理由があります。

1つ目は、とにかくよく使われているテクニカルツールであるということ。相場分析の始まりは移動平均線にあり、と言われるくらい初心者から熟練のトレーダーまでが参考にしています。

2つ目は、このツールが相場の平均値を算出するツールであること。日常に置いても様々なところで平均値が参考にされるように(身長、成績、年収、年齢など)、相場の世界に置いても平均値にたいして現在の相場が高いか低いか、を見て売買の基準にする風習(?)があります

移動平均線を使った抵抗実績の確認②

このように、過去の値動きの抵抗実績のある箇所と移動平均線が重なる箇所で相場が反発していることがわかります。
全部が全部こうなるわけではありませんが、他の抵抗帯の確認の時に一緒に見ていきましょう!

ちなみに期間設定20などの短期移動平均線でもこうした反発は見られますが、期間設定50や100と言った中長期の期間設定の移動平均線のほうが抵抗としては強くなり、反発しやすい傾向があります。

有効な抵抗帯を探すヒント!
【有効度を見るための4つのポイント】

ご紹介した4つのポイントを確認しながら見ていき、該当する項目が多いポイントを探すと、自然と有力な抵抗帯を見つけることが出来るようになります。
どこかしこも抵抗帯に見えるうちは、繰り返し項目の確認を行い、過去のチャートを見ながらおさらいをしてみてください🎶


【抜け漏れや迷いをなくすための3つのテクニック】

精度の高い、有効性の高い抵抗帯を探すポイントをご紹介しましたが、時に私たちは確認しても迷いが払拭できなかったり、抵抗帯に気づかなかったりしてしまいます。
特に、集中して相場を見ていると視野が狭くなってしまいやすく、こうした抜け漏れなどが起こりやすくなります!(戒め)

そこでご紹介するのは見える範囲を広げたり、別の視点で抵抗帯を見つめ直すような確認を促す3つのテクニックです。

①抵抗線の位置に迷ったら上位の時間足を見る

抵抗線を引いていて、近い場所に幾つかの抵抗線が引けてしまう、なんてことがたまにあります👇

抵抗線を引く位置に迷ったときの手順①

過去のチャートを見て抵抗実績を確認したり、幾つもの相場の節目になっている箇所を確認したり、現在価格から近いところを参考にしてもいいのですが、こうしたときにはローソク足の時間足を切り替えて1つ上位の時間足を確認して見るといいです。



1分足を表示していたので、次に5分足を見てみます。👇

抵抗線を引く位置に迷ったときの手順②

時間足を切り替えて一つ上の時間足に切り替えました(1分足→5分足)。
先程マークしていた抵抗帯の位置を改めて見てみると、実はどちらの抵抗帯もいまいち過去の相場で抵抗実績がないことがわかります。



そこで新たに抵抗帯の位置を定めます。高値のキリ揃った位置に移すことができました👇
抵抗線を引く位置に迷ったときの手順③

この時に、2つ3つ飛んだ上位足を見て確認していくのも大事ですが、その際は現在価格から離れすぎていないか?過去の抵抗実績はどうか?など改めて有効性を疑いながら確認してみましょう🎶


②チャートツールの拡大と縮小を使う

チャートツールにもよりますが、相場分析ツールには必ず拡大と縮小機能がついています。
地味な機能に見えますが、勝率のいいトレーダーはこの機能の重要性をわかっている方が多いです。

私が使っているMT5では拡大レベルが最小1から、最大6まであります。
同じ15分足のチャートを見ていても、チャートツールの拡大レベルによって見える範囲が大きく変わるのをご紹介します。

MT5の拡大レベル6

MT5の拡大レベル5

MT5の拡大レベル4

MT5の拡大レベル3

MT5の拡大レベル2

MT5の拡大レベル1

このように同じ時間足でも拡大レベルに応じてチャートから取得できる情報量に大きな差が生まれます。
普段は拡大レベル2、3くらいで見て、必要に応じて4,5くらいまで縮小して全体観を掴みながら抵抗帯を探すといいでしょう。


③チャート画面をスクロールして過去の値動きを遡って確認する

最後はチャート画面のスクロールです。

普段からチャートツールを使っている方は画面をスクロールしていることと思いますが、抵抗帯の有効性を確かめるときにも過去のチャートに遡って確認したほうが良いです^^

過去の抵抗実績を見ることで有効性が見えてきますからね🎶

具体的にどれくらい過去のチャートを気にすればいいのか、という疑問もあるかもしれませんが、明確に何時間分、何日間分、確認できればOK、という答えはありません^^

時間足にかかわらず、5〜10スクロールくらい確認できると問題ないのではないでしょうか!(目安です)


抜け漏れをなくすためのヒント!
【抜け漏れや迷いをなくすための3つのテクニック】

3つのテクニックをご紹介してきましたが、有効な抵抗帯は一度で探そうと思わず、様々な視点で確認した上で取捨選択したり、位置を調整していくことで有効な抵抗帯を見つけていくといいです^^


ここまでで(1)抵抗帯が生まれる仕組み、(2)抵抗帯の探し方、(3)有効な抵抗帯を見つける確認方法について解説してきました。

次にご紹介するのは、これまで探して見つけた有力な抵抗帯をどのように扱っていけばいいのか?についてです。
見つけた抵抗帯に対して相場がどう動くのか、また、トレーダーの私達がどのように立ち回ればいいのか、について詳しく解説していきます。


(4)【扱う】抵抗線の扱い方は全部で3つ!狙い方からリスク回避のトレード方法について

予め言っておくと、抵抗帯は逆張りに使われることが多く、一般的にも抵抗帯が逆張りを目的としたトレードのテクニックとして説明がされていますが、私の見解では、抵抗帯は逆張りではなく、順張りでこそ真価を発揮すると考えています😊

その説明をするためにまずは抵抗帯の3つの使いみち、【①伸びしろ】、【②反発】、【③ブレイク】についてご紹介します。

抵抗帯の3つの使いみち
抵抗帯の3つの使いみち

  • ①【伸びしろ】抵抗帯まで少し離れている場合『相場がどこまで進むかな?』という基準にする
  • ②【反発】抵抗帯に近づいた場合『抵抗帯で反発するだろう』という基準にする
  • ③【ブレイク】抵抗帯を抜けた場合『また次の抵抗帯まで更に進むだろう』という基準にする

基本的にこの①、②、③の中で①の【伸びしろ】が一番リスクが低く、トレードの成功率が高いです。
なぜなら、抵抗帯付近では様々なトレーダーの思惑が入り乱れて、値動きが乱れやすくなり、反発やブレイクを読み切るのはとてもむずかしいからです。

特に反発すると思って逆張りをしたりブレイクの瞬間を狙ってエントリーをする、といった狙い方は最もリスクが高く、初心者の方がやってしまいがちなトレードです。

反発のタイミングやブレイクのタイミングはじっくりと値動きを見届け、方向性が出てからエントリーをするのがわかりやすく無理のないトレード方法です。


こうしたことから考えると、抵抗帯では、抵抗帯付近の ②【反発】を狙った逆張りトレードと言うのはとてもむずかしいんです。
また、ブレイクのタイミングを予め掴むというのも難しいので、やっぱり①の【伸びしろ】を利用したトレード方法に落ち着く、というワケですね。

そう考えるようになってから私は抵抗帯を①【伸びしろ】を探すための基準と扱うようになり、あれこれ考えこまず、シンプルな使い方ができるようになりました😊

抵抗帯は順張りトレードで【伸びしろ】を見ながらトレードする!それが最善にして最高の扱い方!

順張りのトレードに於いて抵抗帯を用いると以下のようなトレードが出来るようになります。

【順張りトレードでの抵抗帯の活かし方】
相場の流れに沿ったトレードを狙い、相場が進む先で障害になるポイント=抵抗帯を探して、伸びしろまで順張りで勝ちを狙い、抵抗帯付近になったらトレードを控えて負けを回避していく、というのが基本的なトレード戦略となります。

そのため、抵抗帯を利用してトレードしていくのは抵抗帯を見つける前に相場の方向性をきちんと掴めるようになる必要があります。

ここでは抵抗帯の使い方に絞った解説を行いますので、相場の方向性を掴むための解説はまた別の機会に。



そのため抵抗帯を探すときには
基本的に相場の進行方向の抵抗帯を見つけるように働きかけて行きます。

例えば相場の方向性が上昇トレンドであれば、現在の価格よりも上に抵抗帯がないかどうか、を探していきます。
下降トレンドであれば現在価格よりも下の抵抗帯を探します。

上昇トレンドで抵抗を探す
下降トレンドで抵抗を探す


これを踏まえて、どのようなところでのトレードが望まれるのか、相場が抵抗帯に対してどのような値動きを見せて行くのか、私の日々のトレードの視点ですが、ご紹介します。

上昇トレンドと抵抗帯
下降トレンドと抵抗帯
画像をクリックすると拡大しながらご覧いただけます!
基本的に順張りトレードを前提とした解説内容で、上位足でのトレンド方向がそれぞれ上昇、下降トレンドだった場合、下位足で値動きを見た時に相場が抵抗帯にどのように絡んで行くのか、そしてこうした値動きの中で私達がどのような抵抗帯のどこを狙っていけばいいのか、という図解でした。

ちなみに画像中の抵抗帯は移動平均線に置き換えても同じことが言えます。


抵抗帯を活かしてトレードをするとこんな感じ

ここでは『例えば5分足を狙ってトレードするなら』という考えで5分足をメインにして抵抗線を探しつつトレードを狙ってみたいと思います。

抵抗線を探す場合は、『どの時間足の抵抗帯を探したいのか』だけを定めて、その前後の時間足を確認する様にして見ていきます。
1時間足ならその前後の4時間足や30分足、細かくみて5分足くらいまで見てもいいですね。

15分足の抵抗を探すのであれば、上位足の30分足や1時間足を確認し、下位足の5分足や1分足まで広く見ると抜け漏ればなくなります。
特にどこの時間足を見ればOK、という決まりはないので、余裕があるのなら時間足を変えて荒目〜細目で把握できるといいです😊

どの時間足の抵抗帯を探すのか?については、トレード方法によって異なりますが、自分がどの時間足を軸にして見ていくのか、を定めます。
普段私は5分足をメインにして15分足と1分足を確認する、という形でトレードをしています^^

それでは抵抗線を活かしたトレード、見ていきましょう🎶


5分足の下降トレンド
15分足の下降トレンド
5分足でのトレードを狙うので、しっかりと上位足からトレンド方向を確認していきます。
15分足、5分足共に下降トレンドであることがわかったので、次に現在価格より下に抵抗帯を探していきます!


15分足の下降トレンドの中の抵抗
15分足でみると最安値、前回安値の2箇所が怪しいですね。
次に【精度を確認】して伸びしろとしてどこまで期待できるのかを見ていきます。


4時間足の抵抗
更に上位足の4時間足を見てみると過去に大きく反発している箇所でした。
4時間足などの中期足でここまでハッキリと反発していると抵抗としての期待値はかなり高いです。

※確認する時間足は個々では15分足や4時間足などを確認していますが、これを確認すればOK、ということではありません。
軸となる時間足の前後の時間足を見ていく、というのが正解です。
適宜相場状況などを見てまんべんなく確認して行きましょう。

5分足の狙い

これらを元にトレードしてみます。
(解説省きますがテクニカルでもいろいろ確認してあります。)

1分足のエントリーポイント
エントリー画面
トレード勝利
  • 取引通貨:EUR/GPB(ユーロポンド)
  • 取引時間:5分間
  • 取引金額:30,000円
  • 取引結果:24,300円の勝ち

しかしこれで終わりではなく、伸びしろまでトレードが狙えそうなので、このまま連続でエントリーしてみます^^


伸びしろを確認して連続でエントリー!

1分足で伸びしろを確認
2回目のエントリー
2トレード目も勝ち
  • 取引通貨:EUR/GPB(ユーロポンド)
  • 取引時間:5分間
  • 取引金額:30,000円
  • 取引結果:24,300円の勝ち

今回も決済時間短めで見事勝つことができました!

2トレード分の取引結果


抵抗帯の確認
更にエントリーを狙っていきたいところですが、伸びしろがなく、前回安値の抵抗帯の近くまで来て反発する可能性もあるため一度トレードはお休みします^^

その後の値動きを観察すると??

抵抗帯到達でトレード手仕舞い
最安値の抵抗帯まで行くのかと思ったのですが、手前の前回安値の抵抗帯が強く、これ以上下がりそうにないので引き上げました^^
こんな風に目星を付けた抵抗帯に対して相場がどのように動くか、そしてどのようなポイントでトレードが出来るのか、できないのか、を予め念頭に入れておくだけで深追いをせずに利益を獲得しつつ損失を回避したトレードが出来るようになります。

抵抗帯のまとめ

抵抗帯はそれだけでトレードの決定打にすることはできないかもしれませんが、有力な抵抗帯を探すことができるようになると、以下のことが出来るようになります。

抵抗帯のまとめ

【抵抗帯の理解でできるようになること】

  • 相場がどこまで進みそうか?【伸びしろ】がわかるようになる
  • どこが進行の障害となるのか?【反発ライン】がわかるようになる
  • その結果、トレードに積極的になるところと控えるところがわかり、メリハリがはっきりする
  • 利益確保、損失回避が実現し易い

【有効な抵抗帯をトレードに活かすまでの手順】

  • (1)【知る】抵抗帯が生まれる仕組みや背景を知っておく
  • (2)【探す】抵抗帯がどこにあるのかをざっくり探す
  • (3)【精度を確かめる】有力な低抗帯かどうかを様々な視点で確かめる
  • (4)【扱う】引いたラインに対する相場の動きを考える


また、今日の抵抗の話が理解できるようになると、こんなこともわかるように、出来るようになります。

ここまでレジサポラインを中心にご紹介してきましたが、実は『抵抗帯』という括りの中にはレジサポラインの他に以下も含まれます。

  • テクニカルツールの移動平均線
  • 押し目の高値形成、戻り目の安値形成
  • トレンドライン
  • レジスタンスライン
  • サポートライン
  • フィボナッチライン


この記事で『抵抗帯』について知ることで上記の理解が簡単になります。

これらはすべて相場の抵抗箇所を見つけ出したり、それを利用することで相場分析をしようとするものです(*´ω`*)
そのため、この記事で学習された内容一つ一つがそっくりそのまま利用することができます。

ついでに抵抗帯について理解が深まると、こんなこともわかるようになります👇


  • トレンドの始まりと終わりを判断しやすくなる
  • トレンド、レンジ相場の見極めが出来るようになる
  • チャートパターンが見つけられ、正しい理解ができる
  • トレンドラインも引けるようになる
  • フィボナッチラインも使えるようになる
  • トレンド相場での戻しのタイミングがみつけやすくなる

ほんとならこれらをまとめた記事になるつもりでしたが、思った以上にボリュームが膨らんでしまったので、
抵抗帯の概念的なところや抵抗帯との付き合い方の話ができたので、このあたりの話も個別に話していけるかなって思ってます^^

(Twitterでフィボの話もしますって言ったけど別機会になりました。ごめんなさい🙇💦)


詳しくはまた別の記事でお話しましょう😊✨
最後までご覧いただきありがとうございました!


レジサポラインにもトレンドラインにも芸術性はいりません!
落書きレジサポラインはもうこりごり!


抵抗帯がわかってきたから相場の方向性を掴むためのテクニックなどが知りたい!という方はこちらも合わせて御覧ください🎶



”勝率に囚われた”難民トレーダーさんへの提案!バイナリーオプションは勝率40%で十分過ぎるほど利益出るって話

いろんな解説を目にしてきたと思いますが、シンプルに私たちバイナリーオプショントレーダーが“真に求めること”って何でしょう?

「トレードテクニックを磨きたい?」

NO!

「相場が読めるようになりたい?」

NO!

「勝率を高めたい!」

NO!

利益を出すこと でしょう。

少なくとも収益を出したい、という想いで取り組んでいる方はそれ以外の目的は二の次のはず。

だとしたらなぜバイナリーオプショントレーダーはみんな勝率を高めようと必死なのでしょうか。

私は昔から不思議で仕方がありませんでした。

もちろん、勝率も大事。だって負けが減れば損失機会が減って利益は残りやすくなりますし、投資期待値は高くなるから。

だけど、利益を出すという一点において勝率はそこまで重要ではないってことをバイナリーオプションの仕組みから納得してトレード出来ている方は過去1万人見てきた中で1人もいませんでした。

バイナリーオプションは勝率40%でも利益出ます。

(これ理解していない人多すぎるんです・・・)



あなたはどうでしょう?

もし、これからトレードをするにあたって「高い勝率を出さなきゃ・・・」とか

すでにトレードをやっている人で「なんとしても勝率を高めなければ・・・」ってことで頭を悩ませているのだとしたら、“そっち”は非常に険しい道だという覚悟が必要です。

しかし利益を出す仕組みをしっかり理解できれば、これまでじりじり口座資金が減っていた苦しい状態から、利益が手元に残り口座資金が増えていくゆとりある状態・体制・体質に変えていけることができます。

私が毎月60万円〜100万円の利益を継続的に出せているのは、「口座資金が手元に残るようにしている」から。

今の勝率至上主義のトレードスタイルに囚われず、利益をとにかく出すということにこだわった“利益至上主義のトレードスタイル”を見てみませんか?


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バイナリーオプションを投資として成功させ、継続的に利益を得る方法を知りたい方はぜひご参加下さい。

コメント

  1. too より:

    いつもお世話になります。今回もとてもわかり易かったです。抵抗帯について勉強させて頂きました。ありがとうございました。
    順張りは3カウントでだいぶコツが掴めてきました。逆張り手法についての記事が気になってます。もしよろしければ攻略法のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

    • kaori より:

      tooさん!
      コメントありがとうございます!!

      いつもお世話になります。今回もとてもわかり易かったです。抵抗帯について勉強させて頂きました。ありがとうございました。
      順張りは3カウントでだいぶコツが掴めてきました。逆張り手法についての記事が気になってます。もしよろしければ攻略法のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

      そのように言っていただけてとても嬉しいです(*´▽`*)
      まずは相場状況をしっかり確認して、相場全体の流れを把握してから抵抗帯などの相場分析をしていただけたら幸いです^^

      トレンドの発生していない相場においては、逆張りの方がトレードし易いこともしばしばありますよね( ´∀`)
      私が考案した逆張りの手法もあるのですが、期間限定での販売なので現在はご購入いただけません(:_;)
      再販の際には告知などしますので、ぜひ楽しみにしてくださいね!(゚∀゚)

      動画で説明しているページがありますので、こちらをみていただくだけでもどういった手法なのかお分かりになられると思います^^

      ↓↓↓

      ◯【動画で体感!】BB攻略法(逆張り)ってどんな手法?
      http://www.binaryoption-blog.jp/?p=44213

      ご参考になれば幸いです♪