みんなー!確定申告してますかー!!(おー!)
脱税がしたいかー!(NOー!)
脱税について考えている方は少ないかもしれませんが、どちらかというと脱税したくない、どうすれば正しい確定申告ができるのか?について気になる方のほうが多いのではないでしょうか!
まだ実際に確定申告をやったことがない方やこれから確定申告を控えている方はいろいろと不安も多いと思います。
うんうん、確定申告ってなんだか難しい単語や聞いたことない言葉がいろいろ出てきて難しそうな印象ありますよねー
しかも抜け漏れがあったら罰金や罰則もあるんじゃ・・・なんて考えだしたら不安も募るばかりですよね。
私も最初の確定申告はよくわからないだらけでした。
しかし!実際にやってみると・・・?
と思うくらいあっけなく終わります。
やり方や仕組みさえわかってしまえば、2度目以降の確定申告では淡々とこなすだけに。
そこで今回は、
- 海外バイナリーオプションの確定申告を控える方
- 将来のために予備知識として知っておきたいという方
のために『確定申告ってこうやればいいのか』とわかってもらえるような図解と、確定申告をできるだけストレス無くスムーズに終わらせるための確定申告の混雑予測についても丁寧に解説していきます!
最終的にはあなた自身でスムーズに確定申告することができるようになるまでの理解を提供したいと思います。
【目次】
そもそも確定申告ってなに?なんで必要?
確定申告とは、個人に関わる儲け(=所得)に対する税金額を計算して税務署に申告し、納税するための仕組みのことです。
ではなぜ確定申告が必要なのでしょうか?
確定申告は、個人に関わる所得を申告し、適切な税金を納付・還付するためのものです。
個人の所得はお給料以外にも副業や贈与など多岐にわたる場合があるため、こうした個人の細かい所得を税務署が知るための仕組み、というわけですね。
確定申告する必要がある対象者や条件は?
確定申告は全員がやらなければならないというわけではありません。
確定申告の申告対象期間は前年の1月1日から12月31日までの間で生まれた利益が対象となります。
その中でも海外バイナリーオプションの取引によって、
- 専業主婦などの非給与所得者・・・38万円以上の所得
- サラリーマンなどの給与所得者・・・20万円以上の所得
が出た場合は確定申告をする必要があります。
ココで言う所得、というのは次のような考え方をいいます。
バイナリーオプションの所得計算の考え方
バイナリーオプションのトータル利益ー必要経費=バイナリーオプションの所得
例えば、以下の状態のときのバイナリーオプションの所得を出してみます。
- バイナリーオプションの取引・・・年間100万円利益
- 必要経費・・・年間20万円経費
年間利益100万円利益ー年間20万円経費=バイナリーオプションの年間所得80万円
この場合サラリーマンの方の所得20万円以上、専業主婦の方の所得38万円を所得を超えているので【確定申告が必要】ということになります。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
確定申告の期間は?
毎年確定申告には実施期間が設けられており、2月中旬から3月中旬の1ヶ月間の中で申告〜納税までを行います。
今年の確定申告を行う期間は2019年2月18日(月)〜2019年3月15日(金)です。
確定申告書類の提出方法は直接税務署?郵送?e-Taxで電子申告?メリット・デメリットを見て決めよう!
確定申告書類の提出方法は全部で3つ!
税務署に直接行く方法、郵送する方法、インターネットの『e-Tax』で電子申告する方法があります。
それぞれのメリットやデメリットを見ておきましょう。
税務署に直接行く | 郵送で申告する方法 | 『e-Tax』で電子申告する方法 | |
---|---|---|---|
メリット | ・相談窓口でわからないところを直接聞ける | ・時間に縛られない・税務署に行く労力や時間や費用がかからない | ・確定申告開始時期より1ヶ月以上早い1月4日から利用できる・提出書類の省略ができる・すべて自宅でできる・24時間受け付けしてもらえる |
デメリット | ・待ち時間がかかる・基本的に平日いけないと厳しい・会場へ向かう交通費などがかかる | ・記入不備や書類不足の修正が遅くなる(下手すると間に合わない) | ・事前に申請が必要・ICカードリーダライター機器の購入費が必要・パソコンがないと厳しい・対応OSやブラウザが指定されている・メンテナンス時間は利用できない・とにかくわかりにくい |
こんな人におすすめ? | ・初めて確定申告する方・平日に時間の都合がつく方・近くに税務署や会場がある方 | ・一度でも確定申告の経験がある方・近くに税務署や会場が無い方 | ・確定申告に慣れている方・直接税務署や会場に行けない方・パソコンに詳しい方 |
e-Taxのデメリットの多さに目が行きますね・・・(笑)
なお、税務署が近くに無いという方でも駅前や住まいの周辺に設けられた広域管理センターや、市区町村役場の確定申告会場、特設確定申告会場などに持参して申告をすることもできます。
これを念頭に置いて書類作成から提出、納税のプロセスを見ていきましょう!
自動計算で便利!意外に簡単で間違えない確定申告書類の作り方を解説!
確定申告を行う大まかな手順は以下のとおりです。
一度流れを確認しておきましょう。
- 【手順1】資料準備・・・提出する確定申告書類を作成するために必要な資料を用意します。
- 【手順2】書類作成・・・確定申告書類は国税庁の公式サイトで入力すると簡単で自動計算&作成できます。
- 【手順3】書類提出・・・直接提出/郵送提出/e-Taxで電子申告のうちいずれかの方法で提出します。
- 【手順4】税金納付・・・振替納税/電子納税/クレジットカード納付/窓口納付/e-Tax納付/コンビニ納付のいずれかの方法で納付します。
- 【手順5】確定申告終了と確認!・・・後日書類不備や納税額に不備があれば連絡が来ます。(来なければOK)
まずはバイナリーオプションで利益が出た場合の確定申告で必要となる書類や準備で必要となる書類について見ていきましょう。
【手順1】確定申告の書類準備をしてスムーズに書類作成を行う!
いきなり確定申告書類の作成を行うのではなく、事前に資料を用意して必要な数字を把握しておくことで後述の書類作成をスムーズに終わらせましょう。
これをしておかないとそもそも確定申告書類を作成することすら出来ません!(笑)
バイナリーオプションについての確定申告をする場合、ココで揃える必要書類は以下の6点です。
- 年間取引の損益計算書・・・利用しているブローカーでダウンロード出来ます。
- 源泉徴収票(働いている方)・・・会社の給与や社会保険料が書かれたもの。毎年12月頃に発行されることが多いらしい。
- 各種控除のために必要な証明書・・・社会保険料控除や医療費控除、生命保険や地震保険控除などを受け取る場合の証明書
- 領収書や経費計算資料・・・経費合計額が必要。領収書や経費に括るもの(一部家賃や通信費など)をまとめておく。
- マイナンバーカード・・・資料作成の際にマイナンバーの入力が必要。送付提出の場合はコピーを添付。
- e-Tax利用の電子申告等開始届出書・・・e-Taxを利用するには事前申請が必要。利用開始まで、ネット申し込みなら即時、書面申し込みなら1週間ほどかかる。
年間取引の損益計算書
損益換算書とは、1年間の取引によって利益と損失を計算してトータル利益はいくらなのか?、を把握するための資料です。
最終的にこの資料は印刷して税務署に添付資料として提出することになります。
e-Taxでの確定申告経験がないので詳しくは国税庁のサイトや専門家の判断に委ねます。
取引履歴の損益換算書はブローカーによって用意する方法が異なります。
大体の場合はブローカーサイトでログインして、取引履歴ページからダウンロードする方法が用意されていますが、どうしてもわからない場合はサポートに連絡して入手手順を聞きましょう。
私の場合はTheoptionでの取引に関わる年間損益換算書を用意する必要があります。
Theoption公式の見解ではQ&Aにて以下のようになってるようです。
Q.確定申告に必要な年間収支報告書はどのように用意すればいいですか?
A.マイページのレポート⇒収支概要⇒日付指定(提出年の1月1日から12月31日に設定)⇒緑のCSVエクスポートマークをクリックすると確定申告に必要な年間収支報告書を抽出することが可能です。
これに沿って、自分の取引履歴のデータを用意します。
昨年2018年の取引結果は約730万円程なのでこの数字を控えておきます。
ちなみにダウンロードしたエクセルファイルは印刷して確定申告時の添付資料とします。
このとき、海外FXや海外バイナリーオプションで他のブローカーの取引履歴があれば損益通算することが出来ます。
その他アフィリエイトの利益や転売・せどり・先物取引・書籍の印税などもココに含まれます。
海外投資の利益と、国内FXや国内バイナリーオプション、株の取引結果は税制面での扱い方が異なるため損益通算することは出来ません。
国内のFXやバイナリーオプションでの取引なら繰越控除を行うことで大きな節税対策になります。
こちらを参考にどうぞ!
源泉徴収票(働いている方)
源泉徴収票は働いている方が毎年12月頃に受け取るものです。
年末調整が行われた際に発行されるので、会社から渡されたら大事に取っておきましょう。
こちらも手元にある方は確定申告時に添付資料とします。
もし紛失してしまった場合は会社の給与係の方に頼めば再発行してもらえるそうです。(理由聞かれるかもしれませんが・・・)
私は働いていないため給与所得がありません。
いわゆる“非給与所得者”なので確定申告時には用意は不要でした。
各種控除のために必要な証明書
健康保険料や年金の支払い額を申告することで所得税を軽減することが出来ます。
社会保険料も払って税金も払って、、、では支払いの負担が大きすぎますよね(笑)
その他高額医療控除(年間10万円を超える医療費)や生命保険(任意保険)などの支払いも控除対象となるので、積極的に用意する事によって税金額を減らすことが出来ます。
その他項目についてや詳しい解説については国税庁の公式から引用しておきます。
雑損控除災害や盗難、横領により住宅や家財などに損害を受けた場合
種類 控除を受けられる場合 医療費控除 一定額以上の医療費等の支払がある場合 社会保険料控除 健康保険料や国民健康保険料(税)、後期高齢者医療保険料、介護保険料、国民年金保険料などの支払(扶養親族の分を含む。)がある場合 小規模企業共済等掛金控除 小規模企業共済法の共済契約に係る掛金、確定拠出年金法の企業型年金加入者掛金及び個人型年金加入者掛金、心身障害者扶養共済制度に係る掛金の支払がある場合 生命保険料控除 新(旧)生命保険料や介護医療保険料、新(旧)個人年金保険料の支払がある場合 地震保険料控除 地震保険料や旧長期損害保険料の支払がある場合 寄附金控除 国に対する寄附金やふるさと納税(都道府県・市区町村に対する寄附金)、特定の政治献金などがある場合 寡婦控除・寡夫控除 あなたが寡婦又は寡夫である場合 勤労学生控除 あなたが勤労学生である場合 障害者控除 あなたや控除対象配偶者、扶養親族が障害者である場合 配偶者控除 控除対象配偶者がいる場合 配偶者特別控除 あなたの合計所得金額が1,000万円以下で、配偶者の合計所得金額が38万円を超え、123万円未満である場合 扶養控除 控除対象扶養親族がいる場合 基礎控除 全ての方に適用される38万円の控除
生命保険などは毎年10月〜11月頃になると年間支払額などの資料が届きますのでそちらを確定申告時に添付すると良いです。
働いている方は年末調整の時点で申告済みなのでここでは資料化は必要ありません。
-
- 社会保険料・・・控除額947,560円
- 生命保険・・・控除額40,000円(上限値)
- 基礎控除・・・控除額380,000円(上限値)
領収書や経費計算資料
節税対策とも言われる通り、バイナリーオプション取引に関わる費用などを経費計上することで税額負担を小さくすることが出来ます。
私の場合は以下の点で『海外バイナリーオプション取引に欠かせない経費』として計上しています。
ちなみに年間を通じて経費計算などを都度行っておかないと、1年間分の領収書をひっくり返してまとめて電卓を叩くことになります(白目)。
- インターネット通信費・・・70,000円
- スマホ機種代・通信費・・・156,000
- トレード部屋の敷地面積分の家賃・・・432,000円
- 関連書籍の購入代・・・44,000円
- セミナーや勉強会の参加費用・・・65,000円
- トレーダーさん同士の情報交換を目的とした交際費・・・153,000円
- セミナーや必要交際時の移動交通費・・・51,000円
- その他・・・30,000円
これら1年間分の領収書を控えておくことで経費として計算することが出来ます。
今年の経費はだいたい100万円くらい。
ちなみに領収書や経費をまとめた帳簿は税務署への提出は扶養ですが、7年間保管義務があるのでお家で大事にしまっておきましょう!
節税対策に関しては別のページでまとめているのでよかったら参考にしてみてください!
マイナンバーカード
この後の資料作成手順の中でマイナンバーの入力が必要です。
ここでマイナンバー入力が出来ないと、先に進むことが出来ないので必ず用意しましょう。
Q.マイナンバーが分からない場合、どのように入力すればよいですか?
A.通知カードやマイナンバーカード以外に、マイナンバーが記載された住民票の写しで確認することができます。
申告書を作成中の場合、画面右下の「入力データの一時保存」ボタンをクリックし、申告書データの保存を行ってください
マイナンバーをお調べいただいた後で、作成コーナートップ画面の「作成再開」から保存したデータを読み込んで作成を行ってください。
また、確定申告を郵送提出する場合はマイナンバーがわかる書類のコピーを添付しなければならないので、ついでに用意しておきましょう。
窓口提出の場合、コピーではなくマイナンバーカードを直接提示するだけでもOKです。
e-Taxの場合はICカードリーダライター機器の準備が必要となります。
(ちゃんとしたものでも2,000円以内で購入できるようです。)
e-Tax利用の電子申告等開始届出書
e-Taxを利用する場合は事前に開始届出書による申請が必要です。
電子申請と書面申請でそれぞれ利用開始時期が異なるのでご注意ください。
ここではe-Taxの利用開始届出書についての説明は割愛します。
Q.電子申告等開始届出書を提出してから、利用者識別番号等の通知書等が送付されるまで、どれくらいかかりますか。
答 電子申告等開始届出書をオンラインで提出した場合、利用者識別番号等がオンラインで即時に発行(通知)されます。
↳オンラインで提出する場合
電子申告等開始届出書を書面で提出した場合、利用者識別番号等の通知書等が利用者等の方のお手元に届くまで、最短で1週間程度要しますので、実際の利用開始までに十分余裕を持って提出してください。実際に申告等手続でe-Taxをご利用いただく際には、電子証明書(電子証明書がICカードに組み込まれている場合には、ICカードリーダライタ等も別途必要になります。)が必要となりますので、それまでに電子証明書等をご用意いただくようお願いします。
(注) 提出された電子申告等開始届出書に関する問い合わせにつきましては所轄の税務署にお尋ねください。
【手順2】国税庁の公式サイトで書類作成を行えば簡単入力!自動計算!
確定申告の書類作成に使う資料が準備出来たところで、次に書類を作っていきましょう。
最終的な提出方法こそ違うものの、①税務署に直接行く場合も、②郵送で行う場合も、書類作成の手順自体は変わりありません。
ここでは一番簡単で間違えのない方法として国税庁の公式サイトにアクセスし、【確定申告書等作成コーナー】を利用する方法を解説していきます。
国税庁の公式サイトでは確定申告書類を簡単に作成できるコーナーがありとても便利です。
①数字をカタカタ入力するだけで自動で税額を算出してくれる!
②画面の指示に従ってポチポチ進めるだけで提出用の書類を作成してくれる!
③書き損じや書き漏れ、計算ミスなどが起こりにくいのではじめてでも簡単に書類作成ができる!
印刷する場合はコンビニのネットプリントなどを利用すると良いです。
書類作成のざっくりとした流れを先に確認しておきましょう!
前項の準備が整っている状態であればここでの実際の作業時間は1時間もかからない程度で終わります。
- 国税庁の公式サイトへアクセス
- 直接提出・郵送提出の方は【書面提出】を選択
- 平成30年分の申告書等の作成の中から【所得税】を選択
- 利益額や経費額などもろもろ入力
- 勝手に税金額が計算される(これが納付額になる)
- 住所やマイナンバー番号などを入力
- 書類データになるので印刷
- 署名や押印を行い、必要書類の貼付け(指示通りにすればOK)をする
- 書類完成!(まだ提出してない)
この時点で資料の準備が整っていれば結構簡単だったりします。
ここからは書類作成の作業手順をひとつずつ詳しく解説していますが、読み飛ばして次の『【手順3】完成した書類を提出する方法』を見たい方は読み飛ばすボタンを押して次に向かいましょう!
国税庁の公式サイトへアクセスし、確定申告等書類作成コーナーを開く
まずはこちら!
国税庁さんの公式サイトです(*´∀`)!
スマホでも下記URLから確定申告書類作れます。
作成書類の選択を行う
アクセスするとすぐに確定申告書類作成コーナーがあるのでそちらから作成画面に入れます。
新しく作成する場合は左のアイコンをクリックします。
これ以降の作業は途中でデータを保存しておくこともできるようになっています。(ありがたや!)
次に税金種別の選択です。
FXやバイナリーオプションの利益は【所得税】に分類されるので、一番左の所得税の項目を選択しましょう。
続いて確定申告書類の種類を選択します。
左が確定申告A、中央が確定申告Bと呼ばれる書類で、副業やFXやバイナリーオプションに関わる確定申告は中央の確定申告Bを選択します。
海外バイナリーオプションの利益額などの所得入力作業
ココからは直接入力する作業になります。
まずはあなたの生年月日を入力!
次に得た利益や経費を入力していきます。
海外バイナリーオプションの場合は【雑所得】の中の【その他】を選択します。
国内バイナリーオプションの場合は【先物取引に係る雑所得等】を選択します。
国内バイナリーオプションの利益は申告分離課税として扱われるため、入力欄が異なる点に注意!
他のサイトの解説を参考にする場合も海外・国内どちらの解説なのかを確かめないと間違えることになります!
総合課税と申告分離課税の違いって何?
税金ってどう変わるの?という方はこちらを参考にしてみてください。
【上記以外(報酬等)】を選択しましょう!
ここでは【どこで】、【どれだけの利益】があって、【経費がいくらなのか?】を記入していきます。
予め用意しておいた資料をもとに、利益額、経費額などを記入しておきます。
なおここではブローカーの企業名を記入し、所在地の入力は不要でした。
問題なければ【入力終了(次へ)】を選択します!
問題なければ【入力終了(次へ)】を選択します!
所得控除項目の入力作業
所得を控除する項目を入力していきます。
保険料などの控除証明書があるものはここに記入していきますが、給与所得者の方はすでに年末調整の際にこれら控除項目は申告済みなので基本的に入力が不要です。
専業主婦や無職の方で年末調整をしていない非給与所得者の方はここを埋めることで税額負担を小さくする事ができます。
※ふるさと納税をしている方は寄付金控除の項目に入力することで所得税の還付を受けることが出来ます。給与所得のあるなしにかかわらず記入しましょう。
社会保険料の入力はこちら。
国民健康保険と国民年金の年間支払額がそのまま控除額になります。
生命保険の入力も済ませておきます。
前年に保険会社から書類が届いているはずなので、抜け漏れなく記入しておきましょう。
所得控除額が確定しました。
1,367,520円の控除となりました。
税金控除項目の入力作業
税額を控除する項目についての入力画面です。
ココでは特に入力する項目は無いのでスルーでOKです。
もし国内のバイナリーオプションやFXをしていて繰越控除の申請や差し引きがある場合は【本年分で差し引く繰越損失額】に入力することで控除申請が出来ます。
国内の業者で取引を行っている方は必見です。
繰越控除についての詳細や書類作成の方法についてはこちらの記事でも紹介しているので御覧ください。
納税額の確定と全体の確認と修正
これまでの入力によって、今年の納税額が仮確定しました。
今年の納税額は721,700円!
ひえー!高いー!
ただし、伸ばしただけ金利がついて最終的な納付額は高くなりますのでできるだけこのタイミングで納付してしまいましょう。
この画面では今まで入力してきた数字などがすべて一覧で見られる様になっており、各税金額が細かくどの様になっているか内訳も見ることが出来ます。
この時点で入力ミスや漏れがある場合は何度でも修正できるのでしっかりと確認しておきましょう。
問題なければ画面右下の【次へ】を押して資料作成を完了させましょう。
住民税の納付方法や諸情報の入力作業
ここでは住民税の納付方法について選択する事ができます。
もしあなたが働いている方で、
ということでしたら、ここで【自分で納付】を選択しておくことでバレるのを防ぐことが出来ます。
また、子供が自分の扶養に入っている場合はここで子供の名前や生年月日を入力しておきます。
確定申告の納付方法の選択
画面上では4つの方法が案内されていますが、全部で6つの納付方法のうちから自分の都合にあった方法を選択する事ができます。
- 振替納税・・・指定した口座から引き落としで納付することが出来ます。一番手軽で引き落としは約1ヶ月後なのでゆとりが持てます。最初は振替納税の届け出が必要です。
- 電子納税・・・インターネットバンクから振込手続きを行うことが出来ます。利用者識別番号の発行が必要です。
- クレジットカード納付・・・クレジットカードで納付が出来ますが、利用上限などによってはお使いのクレジットカードが利用できません。
- 窓口納付・・・書類提出の際に現金での納付ができます。税金額が高い場合現金を持ち歩くことになるので怖いです。
- e-Tax納付・・・口座から即日引き落としor日付指定引き落としが選べる。納付するには事前に【国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書】の提出が必要。
- コンビニ納付・・・納付額が30万円以下の場合はコンビニで支払いできます。確定申告を提出する際にメモを添えてバーコード付き納付書の発行をお願いすれば用意してもらえます。
1.振替納付の場合はこのまま振替納税の届け出をしてしまいましょう。
基本的にそのまま入力していくだけですね!
口座番号を間違えてしまうと引き落としができずに延滞税などがかかるので間違えないように気をつけましょう。
住所/氏名等の入力作業
こちらも空欄をうめていくだけなので特に難しいところは無いと思います。
専業主婦の方は職業の欄を【無職】または【主婦】にしておけばOKです。
次に住所の入力をすると管轄税務署を指定することが出来ます。
提出日が未定の場合は空欄にしておき、当日書類に手書きでもOKです。
マイナンバーの入力作業
自分のマイナンバーをここで入力しましょう。
正しく入力しないと先に進めないので注意です!
作成した確定申告書類の印刷用PDFをダウンロードし、印刷する
これでようやく書類が完成しました。
あとは必要書類のチェックを確認して(全部チェックついててOK)、PDFのダウンロードボタンをクリックすれば印刷用のデータを入手する事ができます。
完成した書類データに署名と印鑑、添付資料の貼付けを行う
国税庁の確定申告等書類制作コーナーを利用することで以下のような書類を簡単に作ることが出来ました!
※画像はクリックで大きく見られます。実際に入力した例として参考にしてみてください。
一度完成した書類ですがこれで終わりではなく、最後の仕上げが必要です。
- データを印刷する・・・白黒またはカラーで片面印刷です。
- 必要項目の中に署名する・・・水性ペンやフリクションは使えないので注意です。
- 必要項目の中に押印する・・・シャチハタは使えないので注意です。
- 必要項目の添付資料を貼り付ける・・・源泉徴収票の原本(非給与所得者は不要)/マイナンバーのコピー
ここまで出来たら本当に確定申告の書類完成です!
やっとおわったー(;´∀`)!
とはいえ、せっかく作った書類は税務署に提出しないとなんにも意味がないので、準備が整ったらササッと提出しちゃいましょう!
続いて書類の提出方法について見ていきましょう!
【手順3】書類提出方法に応じて確定申告を完了させる
ココからは各書類提出方法ごとに説明を分けておいたので自分の都合に合った方法を選択してみましょう。
希望の方法を選択すると説明が表示されます。
最初の確定申告で迷っている方は、『直接税務署に行って窓口で対応してもらう方法』をおすすめします。
『はじめての確定申告です。』と職員の方に伝えるだけで、思っている以上に優しく丁寧に対応してくれます。
わからないところ、不安なところを解消して確定申告することが出来るので、初回は多少面倒でもぜひ税務署へ直接足を伸ばしてみたほうがいいです。
次回以降は書類送付などで十分でしょう。
直接税務署に行って書類提出する方法
毎年確定申告の時期になると税務署がむせ返るほどの賑わいをみせます。
激混みの中自分の番まで待つことになるので覚悟しましょう。
作成した書類を直接税務署に持っていき、窓口で手渡し提出することで完了となります。
窓口では書類の基本情報の不備(署名、捺印、マイナンバーの記載、添付資料の有無など)を確認されるだけで、数字の誤りや税額の過不足などについてはここでは指摘されません。
待ち時間の割にあっけなく終わるので拍子抜けするかもしれませんが、良しとしましょう。
もし平日行くのが困難、という方でも確定申告の時期だけ特別開庁している日曜日に出向いたり、時間外収受箱に投函するという方法で対応できます。
平日の確定申告は行けない!日曜日なら行けるんだけど・・・?
時間に余裕がない、という方でも確定申告ができるように様々な配慮も用意されています。
- 確定申告の期間のうち、一部税務署では日曜日に確定申告の相談及び受付を行ってくれるところがある
- 夜間や土日には時間外収受箱で投函提出することができる
国税庁のHPで詳しく書かれていたので引用させていただきました。
Q17 税務署の窓口が開いている時間を教えてください。
A 税務署の開庁時間は、月曜日から金曜日(祝日等を除きます。)の午前8時30分から午後5時までです。
なお、一部の税務署では、平成30年分の確定申告期間中、2月24日と3月3日に限り、日曜日も確定申告の相談及び申告書の受付を行います。
税務署の閉庁日(土・日曜・祝日等)は、通常、税務署では相談及び申告書の受付は行っておりませんが、申告書は、税務署の時間外収受箱へ投函することにより提出できます。
さらに次の方法によることもできます。(1) e-Tax(電子申告)による申告(事前に利用開始のための手続等が必要です。)
(2) 郵便又は信書便による送付(通信日付印により表示された日が提出日になります。)
記事にまとめるにあたって調べ直しましたが、税務署は確定申告を受け入れる体制として様々な都合に対応できるようになっているんですね!
激混みは避けたい!窓口提出は期間真ん中の午後を狙え!
直接提出をする場合、一番の悩みのタネは【税務署の激混み】です。
という方にとってみれば、混雑してて職員の方の手がなかなか空かないし、忙しそうにしてイライラしてて話しかけづらい!!(みんな優しい方々ですよ)
これでは不安も募るばかりになっちゃいますよね。
そんなときには確定申告期間の真ん中辺りの2月末〜3月初頭にかけて、さらに午前ではなく午後に行くと良いです。
なんなら閉庁17時間際の16時とかに行くと年とタイミングによってはガラガラのときもあります。
待ち時間でイライラしたくない!というあなたに、確定申告の混雑回避戦略を提案します(笑)
税務署によって変わると思いますが、時期やタイミングを狙っていけばどんなに並んでいても2、3人、といった具合で大した待ち時間にもならないのでとてもオススメです。
これを知ってから私は毎年3月頭に確定申告に行くようにしていますが、特別待ちくたびれるなんて経験はしばらくしていません!
更に開庁時間直後や午前中、週初めの月曜日は最悪です。間違っても確定申告期間の終わり際には行かないようにしましょう(体験談)
郵送にて確定申告書類を提出する方法
作成した確定申告の書類を郵送にて送付提出することで完了する方法もあります。
書類提出の場合は、窓口での受付と違って、書類不備などをその場で指摘してもらえません。
そのため、資料不足や捺印漏れなどが合った場合は訂正のお知らせが返送されてきます。
なおこの場合、確定申告終了後に書類不備の連絡が来る可能性もあるのでご注意を!
職員の方々は凄まじい人数の確定申告をさばくため、書類不備に気づいて返送してもらうまでには相当の時間がかかります。
もちろん、たとえ一度提出していたとしても確定申告期限内に書類提出&納税が終わらなければ延滞税などの追徴課税が課されます(無慈悲)
書類提出は慣れと自信と覚悟が必要です。(笑)
こわい場合は直接窓口へ!
実際に書類送付する際の注意点など以下にまとめておきます。
郵送提出するときの注意点
書類送付する場合は送付用の封筒の中に以下の書類を揃えて送付します。
- 確定申告書類・・・作成して署名・捺印が完了しているもの
- 自分のマイナンバーのコピー・・・マイナンバーカードまたはマイナンバーのわかる書類のコピー
- 取引計算書・・・ブローカーからダウンロードした取引履歴の一覧表。その他収入証明になるもの。
【給与所得者の方で必要なもの】
- 源泉徴収票・・・給与所得者の方は忘れずに!
【非給与所得者の方で必要なもの】
- 社会保険料控除の証明書・・・国民健康保険、国民年金の支払い領収書(原本)
- 医療費控除の証明書・・・申告する年分中に支払った医療費の領収書(原本)
- 生命・地震保険料控除の証明書・・・任意保険の支払証明書や領収書(原本)
【その他必要な場合があるもの】
- 扶養者マイナンバーのコピー・・・家族が自分の扶養の場合はその方のマイナンバーのコピー
- ふるさと納税の控除証明書・・・ふるさと納税の納税書や寄附した団体等から交付された領収証
書類提出日は消印日で扱われる
確定申告を書類提出する場合、提出日が郵便局の消印日になります。
投函時間帯によっては翌日や土日空けの月曜日の消印日になることがあるので、提出期限に気をつけましょう。
封筒はA4サイズが一般的。切手も必要分準備する
書類送付する際の封筒サイズは特別決まりはありません。
中の書類は折って入れても問題ありませんので家にあるものや100円ショップなどの手に入りやすいもので問題ないです。
また、パンパンに入って書類がグチャグチャになってしまうのは相手方にも悪いので、一般的にA4サイズの封筒であれば添付書類も含めてラクラク入れることが出来ます。
クリアファイルに入れて送ると完璧!
切手サイズは書類の重さによりますが、120円〜140円くらいが目安です。
足りないのがこわい方は少し多めに貼っておきましょう。
窓口で量ってもらってから切手を購入するのが一番間違いありませんね。
返信用封筒に切手を購入して貼り、同封しておきましょう。
自分の住んでいる管轄税務署に送る
書類を送付する宛名は税務署の中でも自分の住んでいる地域を管轄している税務署へ送ります。
上記の書類作成の工程で自分の管轄局がわかるようになっているので、そちらを参考にするか、下記国税庁の公式サイトで管轄税務署を特定する事ができます。
国税庁公式サイトー税務署の所在地などを知りたい方
宛名は特定の担当者宛ではないため、『様』ではなく『御中』としておきましょう。
朱書きで【所得税確定申告書在中】と記載しておく
重要書類の送付になるので取扱いには慎重になってもらいたいものです。
そういった際には封筒の表(相手方の宛名が記載されている側)に【所得税確定申告書在中】と朱書きしておくとよいです。
特別な様式などはそこまで気にせずとも大丈夫なので、赤色のボールペンなどで書いておくだけで全然問題ありません。
返信用封筒と切手を用意する
確定申告は提出したものの中には自分の控えも含まれています。
書類送付した場合は控え書類も一緒に提出し、一度職員の方に確認や署名などをしてもらってから返信用封筒で返信してもらうことになります。
返信用封筒はどんなサイズでも問題ありませんが、送付したときのサイズと同じものを用意しておきましょう。
返信用封筒には自分の宛名を書いて切手も用意しておくとよいでしょう。
自分の宛名を書くときは敬称の『様』を省いておきましょうね(笑)
郵送形態は【郵便物】または【信書便物】!レターパックはNG!
確定申告書類は法律上の扱いでは【信書】となるため、レターパックやゆうパックなどの送付方法は【荷物】として扱われるためNGです。
難しく考えず、茶封筒に切手を貼って【普通郵便】で送ればOK。
郵便局窓口で普通郵便でお願いします。と伝えれば問題ありません。
急ぎであれば速達にしましょう。
『e-Tax』にて電子申告する方法
『e-Tax』で電子申告する際には上記の書類作成プロセスの最初の段階で【e-Taxで提出する】を選択しておきます。
この際にICカードリーダがある場合はマイナンバーカードを読み取ることも出来ます。
確定申告期限以前に利用開始申請しておく必要がある
上記でも触れましたが、e-Taxは利用する際に前準備が必要な申告方法です。
- 利用開始する際・・・『電子申告等開始届出書』の提出が必要
- 書類作成する際・・・ICカードリーダの購入が必要
- e-Taxで納付する際・・・『国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書』の提出が必要
いずれも確定申告期間が始まるより前に申請が必要です。
これだけの準備をするのは面倒くs・・・私自身e-Taxを利用した経験がないので詳しい解説は割愛します。
他の提出方法をご覧になる場合はこちらをクリックすると戻ります。
【手順4】希望の方法で納税をする
書類作成をしたことで自分の確定申告時の所得税額を確定することが出来ます。
これによって税金を納付して確定申告の完了となります!
確定申告の支払い方法は後述の通り6つの支払い方法から希望のやり方で納付する事ができます。
ただし、書類の提出方法や納税額によっては選択出来ない方法もあったり、選択したやり方では納付期限に間に合わないケースもあるので、そのへんの都合も考えて選びましょう!
まずは一覧から御覧ください!
概要 | メリット | 注意点 | |
---|---|---|---|
振替納税 | ・指定した口座から引き落としする方法 | ・引き落とし実行日が4月の下旬なので猶予が持てる | ・初回は申請書の提出が必要(2回目以降は必要なし) |
電子納税 | ・自分のインターネットバンクから納税手続きをする方法 | ・ネットバンクがあれば24時間振込手続きができる | ・利用者識別番号を発行するためにe-Taxの事前登録が必要・ネットバンクがない場合、開設〜利用開始まで手続きが必要確定申告期限が始まってから用意しても間に合わない |
クレジットカード納付 | ・クレジットカードで納付する方法 | ・24時間手続きが可能・分割払いができる事がある※1・カードのポイントが付く場合がある※1 | ・支払額がカードの支払限度額以内であること・数十円の手数料がかかる・指定カード以外は不可・受付窓口ではクレカ納付不可 |
窓口納税 | ・納税額を金融機関の窓口で直接払う方法 | ・即日払込ができるので、後々支払いに追われなくて良い | ・現金を持ち歩くのが怖い・金額によっては支払いが大変になる |
ダイレクト納税 | ・e-Taxを利用して納税する方法 | ・即日振込or日付指定振込が指定できる | ・e-Tax利用申請とは別に納税をする事前申請が必要・確定申告時期よりも前に申請が必要・ICカードリーダが必要(書類提出の際) |
コンビニ納税 | ・バーコード納付書を利用してコンビニで支払いをする方法 | ・近くのコンビニで支払いができるので楽 | ・バーコード納付書の発行が割と遅く、納付期限を超える場合がある・一部コンビニでは利用不可・30万円以上の納税額では利用不可・現金を持ち歩くのが怖い・クレジットカードが使えない |
確定申告では期限以内に書類提出と税金納付を完了させることが何よりも大事です。
なぜなら期限を超えてしまうと、延滞税などの追徴課税が課されることになるため、不必要な支払いまで追うことになるからです。
支払い方法は全部で6つありますが、便利な方法よりも確実に期限以内に間に合う方法として振替納付、電子納付、窓口納付などを選ぶのが無難かなと思います。
一応それぞれの納付方法についても触れておきますので、ご自分の状況や都合に合ったやり方を選んでみてください。
ご希望の納付方法を選択すると解説が下部に展開表示されます。
振替納付の概要と注意点
指定した口座から引き落としをすることで納付を完了させることが出来ます。
初めて振替納付を利用するとき、二回目以降で管轄税務署が変更されるときには、振替納付依頼書を提出する必要があります。
基本的に国税庁の公式サイトの『確定申告書類作成コーナー』を利用して振替納付を選択すれば自動で振替納付依頼書も自動で発行されるので他の納付方法の中でも一番簡単で、おすすめです。
振替納付は引き落とし日が1ヶ月後!
振替納付は他の納付方法と唯一違う点として引き落とし日が4月下旬(2019年は4月22日が引き落とし日)であることが挙げられます。
他の納付方法がすべて確定申告の期限内に税金納付まで完了させる必要がありますが、振替納付を期限内に行うことで税金の支払いは約1ヶ月後になります。
収入額によっては税金額も安くないので、引き落とし日が少し伸びることでゆとりを持って税金を納める事ができます。
ただし、確定申告書類と振替納付依頼書の提出自体は確定申告期限内に完了しなければならない点は他と変わらないので気をつけましょう。
電子納税の概要と注意点
電子納税は確定申告書類を提出した後、自分が利用しているインターネットバンクから振込手続きをすることで納付完了することが出来ます。
インターネットバンクを利用している方からすれば手軽な納税方法の一つかもしれません。
ただし、電子納税を行う場合はe-Taxでの利用開始登録を済ませ、利用者識別番号と納税用確認番号を発行する必要があったり、そもそもインターネットバンクを利用している必要があるため、準備に時間がかかる納税方法だったりします。
大まかな流れは以下の通り。
- インターネットバンクを開設&利用開始しておく
- e-Taxの利用開始届けを出す(WEB申請なら即時利用可)
- 登録を済ませて利用者識別番号を受け取る
- 登録情報の変更・確認で納税用確認番号を設定/確認する
- インターネットバンクのペイジーを使って以下情報を入力して納税手続きを行う
- 収納機関番号・・・国税庁コードは「00200」
- 納付番号・・・利用者識別番号
- 確認番号・・・納税用確認番号
- 納付区分・・・納付目的コード
- 払込金額・・・確定申告書Bの「㊼」欄の金額を入力
- 納付手続きが完了すればOK!
多少面倒ではありますが、やってやれないことはない、だけど振替納付の方が10倍ラク、って感じです(笑)
以下要点や注意点などをまとめておきます。
インターネットバンクの開設と利用開始が必要
一般的にインターネットバンクの開設は銀行窓口で直接申し込んだり、電話やネットで開設する必要がありますが、開設申し込みから利用開始まで時間がかかることがあります。
また、振込手続きをする際にはワンタイムパスワードの申込みが必要な場合もあり、これまた利用申し込みから実際に利用開始まで時間がかかります。
確定申告期間に入ってからインターネットバンクの開設に動き出すのでは間に合わない可能性があるので前もって利用開始手続きを進めておきましょう。
ペイジーが使えるインターネットバンクかどうか
ペイジーとは様々な支払いにおけるシステムで、インターネットバンクでもこのペイジーを導入しているところがほとんどです。
このインターネットバンクの中にあるペイジーを利用することで税金関連の支払も済ませる事ができます。
確定申告の電子納税をする際にはお使いのインターネットバンクでペイジーに対応しているかどうかの確認が必要です。
こちらのペイジー公式サイトで対応金融機関の検索が出来ます。
ペイジーが使える金融機関
お使いのインターネットバンクやこれから開設予定の銀行でペイジーが使えるかどうかを問い合わせて確認しておきましょう。
電子納税はe-Taxの利用開始登録を済ませ、利用者識別番号を発行する必要がある
インターネットバンクで確定申告の所得税納付を行う場合e-Taxの利用開始登録を事前に行って利用者識別番号を発行する必要があります。
e-Taxの利用開始登録は下記の公式サイトから即時発行することができます。
e-Tax公式サイトへのリンク
【初めてe-Taxを利用される方へ】という項目を選択し、必要情報を入力していくことで利用者番号を発行する事ができます。
更に納税用確認番号を設定する必要がある
ペイジーで納税を行う場合、さらに納税用確認番号が必要となります。
確認する方法は、e-Taxのシステムにログインして【利用者情報の登録・確認・変更】の項目で確認・作成することが出来ます。
納税用確認番号の設定が済んでいない場合は自分で入力することで完了できます。
納付目的コードを確認する
『どんな目的の納税なのか?』を明らかにするためのコードです。
これは自分で目的にあった数字を並べることで簡単に作成することが出来ます。
こちらの公式サイトで目的コード表を見ながら作っていきます。
e-Tax公式サイト-納付目的コード
例えば、私が『2019年確定申告の所得税を納税したい!』となったら、以下のような数字をくっつけて一綴りのコードにします。
【税目番号:020 + 申告区分コード:4 + 元号コード:4 + 課税期間:31 】
=0204431
このように、4つの区切り【税目番号 + 申告区分コード + 元号コード + 課税期間】で構成された目的コードを用意しておき、インターネットバンクのペイジーで入力することで納税目的を伝えることが出来ます。
クレジットカード納付の概要と注意点
クレジットカード納付は、公式専用サイトで手続きをすることで税金の支払いをクレジットカードで処理することができます。
現金を持ち歩く必要がないほか、24時間いつでも支払い処理をすることができる点は魅力的です。
支払い自体は国から依頼を受けた機関による代行処理のようです。
サイト自体はとてもシンプルでわかりやすく、案内に沿って手続きを進めることで支払いを完了することが出来ます。
公式サイトはこちら⬇
国税クレジットカードお支払サイト
使えるクレジットカードには指定があるが、だいたい使える
利用できるクレジットカードが限定されてますが、一般的にメジャーなクレジットカードは揃っているようなのでほとんどの方が利用できると思います。
引き落とし日・分割払い・ポイントはカード会社による
国税の支払いをクレジットカードで行うことになるので、基本的にクレジットカードでの支払いの方法や引き落とし日、ポイントなどは利用しているクレジットカード会社によります。
詳細は各自で自分が利用しているクレジットカード会社に問い合わせて確認しにてみましょう。
分割できれば税金の負担も小さく感じますね!
しかもポイントがつくならかなりお得・・・!
クレジットカードの支払い限度額に注意
クレジットカードで納税のするからにはクレジットの支払い限度額以内で収まっていることが最低条件です。
また、カードの設定で利用上限額がある場合も同じです。
利用上限額を増枠するのにはカード会社の審査を受ける必要があるため数日かかる場合もありますので前もって準備をしておきましょう。
クレジットカード納税は領収書が出ない
クレジットカードで納税を行った場合は領収書を発行する事ができません。
納税の領収書が必要な場合はクレジットカードの履歴を代わりにすることができます。
決済手数料がかかる
クレジットカードで納税する場合は決済手数料がかかります。
基本的に1万円毎に数十円、といった規模ですが、納税額が大きくなればそれなりの手数料額にもなります。
例えば私の場合、今年の税金額は721,700円だったので、これをクレジットカードで支払った場合は以下のようになります。
手数料だけで5,991円!!
ひゃー!高い!
他にも納税方法はありますしわざわざ手数料を払うのはなんだか無駄な気がしてなりませんね。。。
カードのポイントバックや分割払いに期待しない限りは振替納税でいいかな、と私は思います。。。
窓口納税の要点と注意点
確定申告の書類を直接窓口へ持っていくならそのまま税金の支払いも窓口でしてしまう手段もあります。
確定申告書類の提出と税金の支払いを同日に終わらせる事ができることや、現金で支払うことで『税金支払ったぞ』という達成感(?)も肌で感じることができる点は他の支払方法にはないですね!
税金額によっては現金払いに無理がある
基本的に税務署の窓口での支払いは現金払いに限定されます。
そのため、多額の現金を持ち運ぶにあたって落としたり盗まれることへの懸念は捨てきれませんよね。
納税額が多くなる場合は、税務署以外の銀行などの金融機関でも支払いすることができるので、出金伝票と納付書を窓口に渡して現金の持ち運びをなくすことで心配を減らすことが出来ます。
ダイレクト納税(e-Tax納税)の概要と注意点
e-Taxで書類を送信したまま、税金の支払いを済ませてしまう方法です。
ダイレクト納税は銀行口座を指定して即時引き落とし、または指定日での引き落としを選ぶことができるので支払いに関して自由度が高いです。
もちろん、指定日の引き落としをする場合は確定申告の期限内に納めなければなりませんが、e-Taxを利用している場合は便利な支払い方法となります。
e-Taxの利用開始届を事前に出す必要がある
e-Taxの利用開始届けがまずは必要です。
ダイレクト納付をするための届け出は別途必要です。(下記項目参照のこと)
e-Taxの利用開始届け自体はWEB上で即時申請することができるので、そこまで問題ではありません。
手順に沿って進めて行くだけで簡単に申請する事ができます。
e-Taxの利用開始登録の利用開始登録は下記の公式サイトから!
【はじめてe-Taxを利用される方へ】という項目を選択し、必要情報を入力していくことで利用開始ができます。
ダイレクト納税の利用開始届けを事前に出す必要がある
先程のe-Tax利用開始届けは『e-Tax使いたいです!』という届け出。
ダイレクト納税をしたい場合は『e-Taxのダイレクト納税をしたいです!』という別の届け出が必要です。
その名も【国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書】です(長い!)。
また、公式サイトからの引用しますが、利用したい日の約1ヶ月前に書面での申請が必要となります。
ダイレクト納付届出書の提出
ダイレクト納付をご利用される日のおおむね1ヶ月前までに、「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を作成の上、納税地を所轄する税務署へ書面で提出してください。・作成、提出していただく届出書は次のとおりです。届出書に記載された約定を確認の上、作成してください。
【入力用】国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書(PDF/590 KB)
【手書用】国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書(PDF/154 KB)
【記載要領 個人納税者用】(PDF/351KB)
【記載要領 法人納税者用】(PDF/358KB)
※ ゆうちょ銀行をご利用の方へ(記号番号記載時の注意事項)(PDF/98 KB)
所轄の税務署の確認引用:国税庁公式サイトー[手続名]ダイレクト納付の手続ー納付手続(事前準備)
今すぐ使いたい!という方には利用できないので、確定申告時期に入る前には申請が完了している様に準備を進めましょう。
ICカードリーダが必要
e-Taxで確定申告を行う場合、マイナンバーカードを読み取って承認しなくてはなりません。
そのためのICカードリーダは自分で用意が必要です。
市販されているもので2,000円前後で購入できます。
コンビニ納税の概要と注意点
コンビニ納税は別名バーコード納税やQRコード納税とも呼ばれています。
その名の通り、読み取り専用のバーコードやQRコードが付いている納付書をコンビニに持っていき、レジで現金払いすることで支払いを完了させる事ができます。
納税額が30万円以上の支払いはコンビニ払いできない
コンビニ払いでは納税額の上限があります。
バイナリーオプションやFXなどの利益額によっては数十万円を超える納税額も珍しくはありません。
コンビニ払の場合は納税額は30万円以下の場合のみ利用できる事になっているので、自分の納税額と相談して利用しましょう。
バーコード納付書の作り方は3通りあり、場合によっては納付期限に間に合わないことがある
バーコード(QR)の納付書の作成方法は以下の通り。
- 書面でバーコード納付書の作成と送付を依頼する(遅い)
- 窓口でバーコード納付書の作成と送付を依頼する(遅い)
- 国税庁の公式サイトで自分で発行して支払いをする(早い)
方法によっては発行までに時間がかかるため、最悪の場合『確定申告の納付期限に間に合わない!』ということもありえます。
書面でバーコード納付書の作成と送付を依頼する(遅い)
確定申告の書類を郵送で送る場合などにはコンビニ納付を選択し、納付書の作成を依頼する事ができます。
確定申告の時期は大変混雑しますので、税務署の方がバーコード納付書を作成し手元に届くまでにはそれなりの時間を覚悟しなければなりません。
もちろん、納付期限を超えたら延滞税などの追徴課税は免れられないので確定申告終了間際では別の方法で納付を考えましょう。
窓口でバーコード納付書の作成と送付を依頼する(遅い)
確定申告の書類を直接窓口に持っていき、納付する場合に口頭でコンビニ納税を選択することも出来ます。
ただし直接窓口に出向いているのであれば、現金の用意があるならその足で金融機関で直接振り込みすることも出来ますし、振替納付の申請もできるので、わざわざ窓口に行ってコンビニ納税を選択する意味はあまりないかなと思います。
また、バーコード納付書の発行は相当時間がかかる場合がある、と公式でもあるので、覚悟が必要です。
※ 所得税等の確定申告をされる方で、コンビニ納付(バーコード)を希望される方は、申告書の提出時にその旨をお伝えください。なお、バーコード付納付書は、税務署で初めて申告される方の場合や混雑状況等により、発行までに相当のお時間がかかる場合があります。
国税庁の公式サイトで自分で発行して支払いをする(早い)
書類依頼や窓口で納付書の発行をお願いしても最悪の場合『納付期限に間に合わない事がある』のであれば、自分で納付書作ればいいんです(暴挙)!
2019年の確定申告から、国税庁の公式サイトのバーコード納付書作成コーナーで自分で発行できるようになりました。
これであれば、納付が間に合わない!なんてことにもならないので安心です。
発行方法も至って簡単!手順に沿って情報を入力していくだけです。
こちらから国税庁公式サイトのページ下部からバーコード納付書作成画面に飛べます⬇
コンビニ納付用QRコード作成専用画面(QRコードのみを作成する方)
発行が出来たら、お近くのコンビニで支払い処理をしましょう。
詳しい手順や、コンビニでどうやって支払うの?についてはこちらの公式Q&Aをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/conveni_qr_nofu/qanda.htm#a2-1
他の納税方法をご覧になる場合はこちらをクリックすると戻ります。
納税方法の解説をご覧いただけたところで、無事に税金を納めることが出来たらこれで終了となります!
お疲れ様でした!
【手順5】確定申告終了と確認!
ここまでお疲れ様です。
やってみると意外に簡単ですが、面倒くさいことに変わりありませんね(きっぱり)
もはや7回目にもなると前年の控えを見ながら淡々とこなすだけになります。
あなたもそこまでくれば相当な確定申告マスターです。
ただ、終わったあとにも確認が必要です。
今年の確定申告、やり残しはありませんか?
- 領収書や控除証明書は添付しましたか?
- その他添付書類の出し忘れはありませんか?
- 署名、捺印はすべて漏れなくできましたか?
- 申告した納税額が足りない、なんてことはありませんか?
- 逆に、申告した納税額が払い過ぎだった、なんてことはありませんか?
- そもそも申告漏れしている利益や収入などはありませんか?
もし上記一つでも該当する場合は、急いで【確定申告の訂正申告】をしましょう。
確定申告の間違いに気がついたら訂正申告をしましょう
期限内であれば何度でも訂正申告する事ができます。
税務署では同じ人から確定申告が複数個提出された場合、最後に提出されたものを正式採用します。
一度提出した申告書に間違いや不足を感じたら、再度訂正申告することで修正することが出来ます。
もちろん、期限内の修正であれば特別延滞税や追徴課税が課される事はありません。
だからこそ、期限以内に自分で修正が出来るように再確認がとても大事なんです。
期限後に税務署から訂正のお知らせが来て延滞税って、なんだかモヤッとしますもんね(苦笑)
訂正申告の仕方は簡単。もう一度書類を作成するだけ
訂正申告をする場合は、訂正箇所の修正を行って改めて書類を作り直します。
間違いのない部分は前回提出分を転記して記載すればOKです。
訂正申告の書類提出の前にひと手間あります。
- 『訂正申告』の記載
- 『前回提出日』の記載
- 『前回の税金額』の記載
1枚目の書類上部空欄に上記を書き加えておくと、税務署の方々が早急に対応してくれます。
直接窓口で手渡しの場合には口頭で伝えることも忘れずに。
期限を超えて修正を行う場合は延滞金は避けられない
確定申告は納付期限が毎年定められており、期限以内に書類提出と納税を完了させることを絶対としています。
そのため、訂正や修正を行って納税が遅れてしまえば日割りで延滞税が加算され、納税額が不足していれば過少申告加算税などの追徴課税は免れられません。
仕方ないと割り切って支払うしかありません。
追徴課税についての詳しい話は別の記事でまとめているのでこちらを参考にしてみてください。
【まとめ】確定申告になると毎年思うことがある
確定申告に関わるアレコレを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
説明はたくさんありましたが、やっていることはとてもシンプルです。
- 【手順1】資料準備・・・提出する確定申告書類を作成するために必要な資料を用意します。
- 【手順2】書類作成・・・確定申告書類は国税庁の公式サイトで入力すると簡単で自動計算&作成できます。
- 【手順3】書類提出・・・直接提出/郵送提出/e-Taxで電子申告のうちいずれかの方法で提出します。
- 【手順4】税金納付・・・振替納税/電子納税/クレジットカード納付/窓口納付/e-Tax納付/コンビニ納付のいずれかの方法で納付します。
- 【手順5】確定申告終了と確認!・・・後日書類不備や納税額に不備があれば連絡が来ます。(来なければOK)
確定申告は経験がないとややこしいイメージばかりが先行してしまいますが、一度やってみると思った以上に簡単です。
個人的に確定申告は前年1年間のトレードを見返したり振り返る機会にもなりますのでそれはそれで有意義だな、とも思います。
経費や取引履歴の一覧をみて、『前年はこんなふうに頑張ったな』、『こんな事考えてたっけな』なんて思い返すことも。
それと同時に『あぁ、そういえば昨年の今頃も精算していない領収書を片付けるのに必死だったけ』などと思い返し、『今年こそは毎月の領収書を整理して万全の状態で確定申告に臨もう』と決心するのでした(ここまでが確定申告)。
みなさんもその年の確定申告が簡単に終わるかどうかは経費計算がどれだけ準備できているかで大きく変わりますので、ちゃーんとやっておきましょうね(自戒)。
7年間海外バイナリーオプションの利益で納税してきた私からのあなたへ提案
今年で7回目の確定申告も無事終わりました。
これまでFXやバイナリーオプションで得た利益で納税をしてきた私は、トレードに関するノウハウだけでなく、税金関連や扶養に関する知識や対応策もそれなりに理解を重ねてきました。
例えば、
- 扶養に入っている方がバイナリーオプションで利益を出した場合、いくらまで稼いでも大丈夫なのか?
- 世帯収入で考えたときに最も利益を出すにはどうしたらいいのか?
- いくらまで稼ぐのが“実質的に”最もお得なのか?
などなど、知ってるだけでかなりお得になることも、意外に知らない方が多いのではないでしょうか。
どれくらいお得か?というと、うまくすると知ってるだけで利益が数十万円くらい多くなる、そんな話です。
私はこうしたノウハウを何度目かの確定申告を通じて少しずつ積み重ねて来ることが出来ました。
この辺の話については特別解説ノートでまとめているので参考にしてみてください。
有料での販売ですが、書かれていることを参考にしてもらえればペイできちゃいますよー(*´∀`)ノ
もちろん、トレードスキルも磨けるノウハウ解説も盛り沢山です。
詳細は7日間の無料プログラムにてご確認下さい^^
税金に振り回されず、税対策を講じて利益をコントロールしていきましょう!
税制面は知らないと損、知っていれば得なことばかりですからね。
それではまた!
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