FX売買注文の解説決定版!成行・指値・逆指値のわかりやすい説明と学習メリット

どうもこんにちは!
為替投資歴7年の主婦、高田かおりです(*´∀`)

FXの注文方法ってたくさんあって複雑に感じるのは私だけでしょうか?(笑)
成行注文とか決済指値とか逆指値とかあーだーこーだ似たような言葉があって訳わかんない!そんな風に思うのは私だけじゃないはず!

それこそ最初のころはFXで注文しようとしたときに注文方法の多さに頭がこんがらがって間違えた注文をして無駄に資金を削ったことも1度や2度ではありません・・・

悩む私
悩む私
成行注文?
悩む私
もっと悩む私
指値?逆指値?
悩む私
こんがらがる私
指値注文?決済指値?どういうこと・・・?

なんて具合で、当初は仕組みを理解するのに必死でした。

しかし、注文方法を整理して理解できるようになってからは、自分の取引の幅が広がっただけでなく資金管理やリスクマネジメントが容易になったので、一度しっかりと理解を深めておくことを強くおすすめします。


そこでこの記事では

  • 成行注文と指値・逆指値注文の違いとメリット・デメリット
  • 決済指値や決済逆指値の違いと気をつけたいポイント
  • 指値・逆指値を学びできるようになることの本質的な意味とその効果

について一度でしーーっかりと理解を深められるようにわかりやすーい解説をご用意しました。

最初全くわからなかった私も今では息するように使い分けられていますので、今はまだよくわからないという方も安心して読み進めてみてください!


【目次】

FX取引での売買注文の基本!成行注文と指値・逆指値注文の違いについて!

MT5でFX取引をするにあたってまず押さえておきたいのは成行注文と指値・逆指値注文の違いについてです。

2つの違いを簡単にまとめると手動で注文するか、自動で注文するかの違いだけです。

売買注文方法 2つの主な違い
成行注文

相場の動きに合わせてその場の成行き=手動で今ポジション建て・決済する方法

指値・逆指値注文

相場の動きの先に注文を予約しておき、相場が指定した価格に到達したら自動でポジション建て・決済が通る方法

もちろん下降トレンドの戻り目を狙うのは指値注文でもできますし、予約注文せずに相場が進むのをじっくり見守ってから成行で注文をしてもいいので使い方は様々。

それもこれも成行注文と指値・逆指値注文にはそれぞれメリット・デメリットがあるので使い所や目的に合わせた注文方法を選んで最適な形で取り組んで行くことが大事です。

成行注文の特徴とメリット・デメリットについて

成行注文とは、例えばチャートを見ていて相場が上がりそうな素振りを見せている中で取引注文を現在価格で出すこと注文方法です。

『今ドル円が109円だから買い注文をする』、『豪ドル円が78円20銭で下落しそうだから売り注文をする』といった注文方法です。一般的な取引のほとんどが成行注文だと思います。私も成行注文が多いです。



さらに詳しく成行決済の特徴とメリット・デメリットについても見ていきましょう!

成行注文のメリット①『今すぐ売買したい!』という時にすぐに取引できる!

相場の成行きに合わせて手動で取引注文をするのが成行注文の特徴で、相場の動きを見て『今の価格で売買したい』というときにすぐに注文を成立させられるメリットがあります。
この売買注文が成立することを“約定する”と言ったりします。

成行注文のメリット②注文時のややこしい制約もなし!ワンクリックで注文もできる!

成行注文は証券会社によっては別の呼び方で『クイックオーダー』、『プライスオーダー』、『クイックトレード』などと呼ばれることもあります。

その名の通り、指値・逆指値注文と違って注文時の制約などもないため非常にシンプルで簡単な注文ができることも大きなメリットです。

MT5ではワンクリック注文と言って、チャート画面上でワンクリックで注文することもできるほどの手軽さです👇(笑)


成行注文のデメリット①相場の動きを冷静に判断しなければならない

メリットの一方で、成行注文はその場の冷静な判断が求められる点はデメリットというか、難しい点と言ったほうがいいでしょうか。
含み益状態のときはできるだけ利益を伸ばしたい、だけど相場が反転してせっかくの利益が減ったり含み損に転じてしまう可能性もあります。
含み損状態のときはできるだけ損失を小さくして損切りしたい、なんならプラ転してくれないかな、といった願いの中で更に含み損が大きくなってしまう可能性もあります。

こうした中で売買判断を行っていくことこそ、成行き注文や決済における醍醐味であり苦労するところでもあります。


成行注文のデメリット②表示価格とズレて約定することがある!

もう一つのデメリットとしては、相場が激しく動いているときの成行注文は表示価格とズレて約定することがあります。

このことを“スリッページする”や“約定がスベる”なんて言ったりしますが、これは成行注文で起こりやすいデメリットです。

通常の値動きであればそうそう約定がスベることはありませんが、経済指標発表の際や突発的な大きな値動きの時には思ったような約定ができない可能性があることだけは頭に入れておきましょう。

メリット・デメリットをそれぞれ簡単にまとめておきます。

【成行注文のメリット】

  • 今すぐに売買注文をしたい!というときにすぐ実行できる!
  • 注文時の制約がないため、注文手順がシンプルで簡単!
【成行注文のデメリット】

  • 相場の動きを冷静に判断して注文/決済を決めなくてはならない
  • 値動きが激しいときには価格がスベって約定することがある

指値・逆指値注文の特徴とメリット・デメリットと4通りの注文方法について

指値・逆指値注文は、自分で通貨ペアの価格を指定して『◯◯円で買いたい/売りたい』といった形で売買注文ができるのが特徴です。

指値注文は、例えば今現在相場がぐんぐん上がっていて、高値をつけそうなあたりになったら自動で売り注文を入れるように予約していおく注文方法です。

『ドル円が112円30銭にまで上がったら売りを仕掛ける』、『ポンドルが1.26842にまで下がったら買いを仕掛ける』といった注文ができます。指値=指定した為替値に指さる、という意味合いで捉えるとわかりやすいかと思います(*´∀`)


逆指値注文は、例えばレンジ相場を形成していて、高値ラインを超えて上昇トレンド化しそうなタイミングで自動で買い注文を入れるように予約していく注文方法です。

『ドル円が113円まで上がったら買いを入れる』、『豪ドルドルが0.69500まで下がったら売りを入れる』といった注文ができます。


それぞれの違いについてはお分かりいただけたでしょうか?

さらに指値・逆指値のメリット・デメリットについても見ていきましょう!

指値・逆指値注文メリット①寝ている間や用事がある時にチャートを離れられる!

お仕事終わりに疲れた体でパソコンやスマホ画面に何時間も張り付くのってとても大変ですよね。
それ以外にも家事やちょっとしたお出かけなどによってチャート画面から離れなければならない機会というのは実生活の中では案外多いものです。

指値・逆指値を設定しておけば為替値が指定した価格に指さったタイミングで注文が出され約定されたり、決済されるので、常にチャートを見ることができない忙しい方や、用事があるときなどに有効な注文方法です。

長くトレードを続けていくためには体も大事ですし、時間を割きすぎて他のことが犠牲になってしまうのももったいないですよね。
成行注文だけでなく指値・逆指値注文を交えて取引ができると、心の余裕も生まれやすくなります(*´∀`)

指値・逆指値注文メリット②心理的な迷いに関係なく“機械的”に決済ができる!

最も大きなメリットは指定価格で“機械的”に売買処理が行える点です。

取引の最中、しかも含み益・含み損状態の時には心理的な迷いが起こりやすいですが、事前の設定によって取引を処理できるのでリスクマネジメントがしやすくなります。

これについては詳しく後述したいと思います。


指値・逆指値注文メリット③約定が滑りにくい!

価格を指定して予約注文するので約定が滑りにくい特徴もあります。
プロのトレーダーはチャート画面を見ながら取引をするときでもわざわざ指値・逆指値注文を出して取引をする方もいるくらい約定力を高めた取引が可能です。(とは言え全く滑らないというわけではない。)

もちろん、約定する前であれば何度でも価格の変更や取り消しもできます。

指値・逆指値注文デメリット①相場が指定価格に到達せずに折り返す可能性がある

一方で、指定した価格に相場が到達しない限り注文できないのが大きなデメリットになることもあります。

例えばドル円相場で現在110円30銭のときに111円で売りを入れる指値注文を設定していたとして、相場が110円99銭まで上って折り返してしまった場合は指定価格に到達していないので注文は出されません。

たとえ0.001ポイントでも指定価格に達しなければ注文が出されないので、事前の設定がとても大事です。

指値・逆指値注文デメリット②注文時の手間や制約がある

指値・逆指値注文は、現在価格からあまりにも近いところでは事前予約が設定できない制約があったり、そもそも値段を指定しなければ注文することができないなど、注文時の手間や制約を気にしなければならない点はデメリットと言えるでしょう。



改めて指値・逆指値のメリット・デメリットをまとめておきます。

【指値・逆指値注文のメリット】

  • 指定した金額で売買注文が出せる
  • 外出時や忙しい時などチャートに張り付かなくても取引ができる
  • 心理的な迷いとはあまり関係なく売買を機械的に処理できる
  • 約定が滑りにくい
【指値・逆指値注文のデメリット】

  • 指定した価格に指さらない限り注文が出されない
  • 注文設定の手間や価格指定時の制約などがある

FXの自動売買注文方法!指値注文と逆指値注文は4通りの狙い方!

FXでの指値注文と逆指値注文については全部で4通り用意されています。

  • 買い指値(Buy Limit)・・・下がったら買いたい予約注文
  • 買い逆指値(Buy Stop)・・・上がったら買いたい予約注文
  • 売り指値(Sell Limit)・・・上がったら売りたい予約注文
  • 売り逆指値(Sell Stop)・・・下がったら売りたい予約注文

もちろん、これらはチャートツールに標準で用意されている注文方法です。
普段お使いのMT4やMT5、TradingViewやTradeInterceptorなどでもできるようになっています。



MT5での注文操作方法についてはこちらのページで詳しく解説しているのでぜひ手元のチャートツールを見ながら確認してみましょう。


ポジション建てだけではない、指値・逆指値が真価を発揮する決済時の設定について

ただご存知の通りFX取引では1度の取引においてポジション建てる注文(始まり)と、ポジションを決済(終わり)する2回の売買機会があります。

これまでご紹介してきた【指値・逆指値注文】は始まりと終わり両方に適用できる売買注文方法です。

そして、ポジション建ての際に指値・逆指値注文を利用するときよりも、決済のために決済指値・決済逆指値を設定することこそ資金を守り利益を最大化するために最も重要なことなんです。

その理由についても見ていきましょう!

決済指値はより確実な利確、決済指値は徹底したリスクマネジメントを簡単にする!

FX取引では 取引→含み益/含み損状態→決済 という工程によって利益または損失の結果が得られます。

『いかに利益を得て損失を小さくするか』がFXにおける成功の秘訣と言えますが、実際の取引の中では含み益の時はつい欲が出てしまったり、逆にまだまだ相場は伸びそうなのに早めに利確してしまったり、含み損の時には相場が戻ることに期待して損切りができず塩漬けになってしまったり・・・思っている以上に誘惑や迷いが冷静な判断を損なうというものです。

そんな課題を解決するのが【決済指値・決済逆指値】です。

改めて決済時に指値・逆指値を設定することを読み解くと、

  • 決済指値を設定すると、予め指定した価格に到達した時に自動で利確することができます。
  • 決済逆指値を設定すると、予め指定した金額に到達した時に自動で損切りすることができます。

つまり取引を行う前にどれくらいの利益を期待し、どれくらいのリスクを負うかを決めてしまうことで計画的な資金管理ができるようになります。

リスクをどれくらい許容するのか、どれくらいの利益を狙っていくのかを計画して取引を実行することで資金枯渇を避けやすくなるんですね(*´∀`)

そうした意味でも指値・逆指値をしっかりと学び取引に落とし込んで行くことは私達がFXで成功するためにとても重要と言えます。

FXの売買注文方法を知ることは自分の取引を計画的に進め、成功を形作る

FXの売買注文方法について成行注文や指値・逆指値についてまとめてご紹介しましたが、それぞれの特徴やメリット・デメリットはご理解いただけたでしょうか?

注文方法をご覧いただくことで、すべて成行注文、すべて指値・逆指値で取引すればよいという一辺倒な取引よりも、シチュエーションや目的に沿って必要な注文方法を選択していけることこそがFXでの成功に繋がります。


また、決済指値・決済逆指値を設定することが大事だとお話しましたが、相場の動き見て設定した注文以前に成行決済判断をしてしまったほうが結果良かったこともあるので、その場での相場の展開と今後の行く末を想像しながら取引に臨んで行けると良いですね!

何にせよ、このブログをご覧のあなたのトレードが良きものになるよう心から願っております!

よかったらMT5についての初期設定からトレードが劇的に変わる意外と知られていない便利機能まで解説しているページもあるので見ていってください(*´∀`)ノ

MT5での初期設定から便利機能の解説まで豊富な情報はこちら👇
MT5の基本機能と画面を解説!チャート画面と基本操作画面の見方が丸わかり!

最後までご覧いただきありがとうございました(*´∀`)ノシ

コメント