残念ながら1年間バイナリーオプションに取り組んだ結果、トータル利益が出せなかった場合。
- 頑張ったのに利益が出せなかった・・・
- ただ資金を失っただけか・・・
- こんなことならはじめからやらなければ・・・
なんて後悔の念に押しつぶされそうになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか💡
しかし、トータル利益が出せなかったとしても、悲しみに暮れるのはまだ早いかも知れません!
国内のバイナリーオプション業者に限った話ですが今年の損失額は向こう3年間、得た利益と相殺して税金負担を軽くする事ができます。
今年の損失額を繰越控除として申告しておけば、来年以降利益が出たときに例えば本来10万円もの税金がかかるところを0円にできた!ということも普通にありえます。
繰越控除で将来的に数万〜数十万の税金額が浮くと思えば節税効果としては絶大!やっておくに越したことはないですよね🍀
そこで今回は、国内のバイナリーオプションで損失を出してしまった方や、予め税金対策について知っておきたい方のために、『繰越控除』についてのわかりやすい解説と、具体的なやり方についてお話していきたいと思います。
また、いったいどれくらいの損失金額になったら繰越控除を適応させるのが一番オトクなのか?、についても解説!
という疑問をお持ちの方にも、節税対策について提案していきたいと思います❗
【目次】
去年の損失で今年の利益を相殺!繰越控除とは?
繰越控除とは、投資などによって損失額が出てしまった場合に、確定申告しておくと翌年以降3年以内の利益と相殺することができる仕組みのことです。
噛み砕いてわかりやすく言えば、
2018年:損失が出る→確定申告しておく(税金はもちろんかかりませんが、損失が出た事実を報告しておきます。)
2019年:利益が出たので、前年の損失と相殺する(繰越控除)ことで税金が安くなった!もしくは0円だった!
と言った具合です。
実際に繰越控除するためには、確定申告が必要です。
- 年間を通じてトータルで損失が出た
- 確定申告で損失額の申告手続きを行う
- 翌年以降に利益が出た場合繰越控除を適応する
結果:税額負担を軽減することができる!
繰越控除は節税対策としてもかなり効果が大きいため、損失が出てしまった年には欠かさず確定申告しておきたいですね✨
繰越控除をすることで具体的にどれくらいの税金額が浮く様になるのでしょうか?💰
国内バイナリーオプションで出した損失は翌年の税金を20%減させる!
国内業者のバイナリーオプションで得た利益に対しては一律で20.315%の税金(所得税)がかかります。
例えば50万円の利益が出た場合、本来払うべき税金は以下の計算で求められます。
利益が出ていることが嬉しい反面、10万円もの大金を税金で納めなくてはなりません。
このとき、前年に50万円の損失を出して繰越控除として確定申告していれば今年の利益50万円と相殺することが出来、この101,575円の税金は払わなくて良いことになります✨
場合によってはもっと大きな節税対策にもなるのが繰越控除です。
もしかしたらそう思うかも知れません。
しかし確定申告を何度も行っている私としては国内バイナリーオプション業者で損失が出た場合、必ずしも確定申告しなくても良いのでは?と考えてたりします。
損失が出た=繰越控除しておけばいっかと考えている場合は次からを参考にしてみてください。
国内業者で損失が出ても繰越控除しないという選択も時には吉?
説明してきたとおり節税効果として大きい繰越控除ですが、実際には適応期限の制限があったり損失額の大きさによっては節税効果に期待できないこともあるため、確定申告の面倒臭さや労力を考えてみると、脊髄反射的に確定申告する必要はないと考えています💡
繰越控除が適用できるのは向こう3年間!4年目は消滅します!
繰越控除ができるのは翌年以降の3年間が有効期限です。
例えば2018年に損失が出た分は2019年・2020年・2021年の確定申告で繰越控除として利用できます。
たとえ2018年の損失控除が残っていたとしても2022年の確定申告では使えないので注意が必要です。
(そもそも期限付きなのもおかしな話のようにも感じますが・・・)
利益が出ることを願っての確定申告と思えば必要にも感じますが、確定申告は時間を取られることもあるので少額の損失額なら確定申告しない、という判断も賢明かと思います。
繰越控除を翌年に引き継ぐには毎年確定申告が必要
加えて繰越控除の面倒くさいところは、残分を翌年に引き継ぐためにはたとえその年にトレードをしていなくても確定申告をする必要があるという点です。
損失額が大きく、将来的に大きな節税対策になるのであれば大事に確定申告したほうがいいですよね。
ですが繰越控除を適応させようと思ったら毎年確定申告する必要が出てくるので、少額のために行うのは割と面倒くさいことになります。
(利益出ているなら喜んで確定申告しますが。)
目安は損失額が10万円を超えるようなら確定申告!
- 繰越控除は確定申告が必要!
- 繰越控除は翌年から3年間の期限付き!
- 繰越控除を翌年に引き継ぐなら毎年確定申告が必要!
以上を踏まえて、今年は繰越控除をする必要があるかどうかを検討していきましょう。
例えば、損失額が1万円だった場合。
大事な1万円ですし節税効果になることは間違いないですが、この場合の節税効果を考えてみましょう。
『税金2,000円を支払わなくて済む』と考えれば効果があるようにも思えます。
しかし先程もお伝えしたとおり毎年確定申告をする必要があったりと(時間的)費用対効果を考えたときに釣り合いが取れているのかはちょっと怪しいところです😅
節税効果の大きさを考えたときにはその時間を学習に回したり、別のことに費やすことのほうが賢明かも知れませんね!
一つの目安としては、損失額が10万円を超えるような場合は節税対策として1万円以上の税金軽減になるので、効果が大きく感じられるかもしれません。
一つ目安にしてみてはいかがでしょうか(*´∀`)!
やばい!確定申告忘れてた!繰越控除は消えてしまうの??
繰越控除は毎年の確定申告時の申請が必要ということはおわかりいただけたかと思いますが、万が一・・・
なんてことになった場合、残っていた繰越控除は無くなってしまったと諦めてしまうかもしれません。
しかーし!諦めるのは早いです!
場合によっては今年の確定申告のときに前年の損失を繰越控除として扱えるかも知れません。
このとき、【前年の損失分を今年の確定申告で繰越控除として扱えるかどうか】は状況によってできるかどうかが変わってきます。
確定申告そのものを忘れていた!→まだ間に合います。
もしあなたが、2019年に繰越控除の申請だけでなく、そもそも確定申告すらしてなかった!
ということであれば、今年の確定申告の前に前年の確定申告を先に終わらせることで、繰越控除を適応させられる可能性が高いです。
期限内に確定申告する必要があるとされているのは、税金の支払い期限をすぎると延滞金など本来払わなくていい税金もかかってしまうからなんです。
損失が出ている状態であれば特に税金はかからないので期限が過ぎて(何なら翌年の確定申告のギリギリ直前に)損失分の確定申告を行ってもルール上は問題ありませんし、繰越控除の引き継ぎもきちんと出来ますε-(´∀`*)ホッ
国税庁の公式サイトでも、前年度の確定申告をする案内があります⬇
万が一忘れていた場合は本年2018年の確定申告をする前に前年2017年の繰越控除の引き継ぎ処理を行って復活させましょう👍
前年の確定申告はしたけど、繰越控除は忘れていた!→諦めよう・・・
というしっかり者のうっかりさんは、残念ながら繰越控除を復活させることは出来ないので、諦めましょう。。。
という気持ちもわかりますが、繰越控除に限っては確定申告時に引き継ぎをしなかった時点で消失してしまうので諦める他ありません。。。南無🙏!
海外バイナリーオプション業者で発生した損益は繰越控除できないの?
これまで国内のバイナリーオプションの繰越控除について解説してきましたが、
と、疑問に感じる方もいらっしゃるかも知れません!
結論から言うと、海外バイナリーオプション業者を利用していた場合の損失は税金対策として繰越控除は出来ません。
海外業者でバイナリーオプション取引を行った場合、得た利益や損失は総合課税という括られ方で扱われます。
総合課税は今年の損失分を翌年以降に引き継ぐことが出来ないため、利益と相殺することは出来ません。
しかし、海外業者を使っている場合は海外FXやアフィリエイト・転売・せどりといった利益などを一括りにして相殺することができるため、その年に複数の収入源がある場合はまとめて計算し、税金を軽くすることができます☺✨
このあたりについての詳しい解説はこちらの記事でまとめているので参考にしてみてください。
●リンク:海外バイナリーオプションの税金は総合課税!アフィリやFXと合体可!
●リンク:海外VS国内!バイナリーオプションの税金はどちらがお得か徹底比較!
国内業者の損失を確定申告で繰越控除する方法
繰越控除とは基本的に確定申告する流れの中で行うものなので確定申告のやり方さえわかってしまえば特別難しいことはありません。
確定申告は実際に税務署に訪れて確定申告する方法と、忙しい方や税務署に行くのが難しい方のためにネットで完結するe-TAXで行う方法、書類で行う方法などがあります。
必要に合わせて利用してみてください。
確定申告時に繰越控除をするために必要な書類は全部で4枚
確定申告時に繰越控除を申告擦るためには以下の4枚の書類が必要となります。
- 申告書B(第一表・第二表):税務署からダウンロード
- 申告書第三表(分離課税用):税務署の公式サイトからダウンロード
- 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書:税務署の公式サイトからダウンロード
- 申告書付表(先物取引に係る繰越損失用):税務署の公式サイトからダウンロード
国税庁の公式サイト【確定申告等書類作成コーナー】で書類作成を行う
確定申告の概要や詳しい手順などについてはこちらの記事でまとめているので参考にどうぞ!
経験0の方でも一人で確定申告ができるようにまとめてあります!
確定申告の手順については上記を参考にして欲しいのですが、前年以前で引き継いでいる繰越控除を更新する場合は工程の中の【収入金額・給与金額の入力ページ】の【先物取引に係る雑所得等】の項目を入力します。
繰越控除に関しての必要な入力はこれだけです(*´∀`)
あとは残りの書類作成を行い、税務署に書類を提出し、納税分があるならきっちり納税して完了です!
ちゃちゃっと入力して大きな節税対策になるのですから、面倒臭がらずにやっておきましょうね!
まとめ:今年の損失は来年以降の節税対策に!国内業者なら繰越控除を!
さて、ここまで国内バイナリーオプションを中心に、繰越控除を解説してきましたがいかがだったでしょうか😊?
国内バイナリーオプションの取引で年間損失を出してしまったときに、繰越控除を行うか行わないかによって意味が大きく変わってきます。
- 繰越控除を行う→将来的な節税対策として損失を活かすことができる。
- 繰越控除は行わない→ただの損失でしかない
私達は利益を出して生活を豊かにするためにバイナリーオプションを頑張って取り組んでいるのですから、『次の確定申告までには利益が出せることを想定して』取り組んで行くのが建設的ではないでしょうか?
もちろん何も努力せずにいつの間にか利益が出せるようになるほど甘い世界ではありませんが、バイナリーオプションでの利益を心から望むのであれば繰越控除は確実に申請しておくべきです。
もし独学でトレードしてもうまくいかない、という方は当ブログで開催している7日間の無料プログラムへご参加下さい^^
未経験者の方でもバイナリーオプションを0から学べる参考書(245ページ)も無料で配布中です💡
来年の確定申告はぜひ繰越控除を適応しても税金を払わなければならないくらい利益が出せるようになるといいですね!
あなたのトレードがうまくいくことを願っております!
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